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» 2009年10月05日 11時30分 UPDATE

イマドキのイタモノ:待ちきれないっ!Radeon HD 5850のパフォーマンスを楽しむ (1/2)

絶大な絶対性能を発揮したRadeon HD 5870だが、そのミドルレンジGPUとして期待のRadeon HD 5850がこの週末に出荷された。気になる性能を早速試してみた。

[石川ひさよし,ITmedia]
kn_r5850_11.jpg Catalyst Control Centerで確認したRadeon HD 5850のスペック。メモリはGDDR5の1Gバイトを採用する。同セグメントの前モデル「Radeon HD 4850」ではGDDR3が採用されていたことから考えると、GDDR5に強化されたことになる

 発売済みのRadeon HD 5870に対し、Radeon HD 5850は発売までしばらくかかるという(原稿執筆時はまだまだと思っていたのだが、この週末に出荷が開始されたようだ。うれしいような悲しいような、複雑な気分)。しかし、先日のレビュー「これが“5万円GPU”の性能かっ!──「Radeon HD 5870」の驚異的性能に驚く」で紹介したように、Radeon HD 5870のパフォーマンスが確認できた今、Radeon HD 5850のコストパフォーマンスも気になるところだ。……ということで、Radeon HD 5850を搭載したリファレンスグラフィックスカードでベンチマークテストを走らせてみた。

 Radeon HD 5870とRadeon HD 5850の、基本的なアーキテクチャは共通だ。DirectX 11にハードウェアで対応しており、3画面出力の「ATI Eyefinity」もサポートする。ハードウェアスペックの違いは、内蔵された統合型シェーダーユニットの数とコアクロック、メモリクロックだ。統合型シェーダーユニット数はRadeon HD 5870が1600基であるのに対しRadeon HD 5850では1440基に減らされ、コアクロックが850MHzから725MHzに、メモリクロックも1200MHzから1000MHzとそれぞれ低く設定された。なお、テクスチャユニットも80基から72基に減ったが、ROPsは32基のままだ。

GPU Radeon HD 5870 Radeon HD 5850 Radeon HD 4890 Radeon HD 4870 Radeon HD 4850
製造プロセス 40ナノメートル 40ナノメートル 55ナノメートル 55ナノメートル 55ナノメートル
トランジスタ数 21億5000万個 21億5000万個 9億5600万個 9億5600万個 9億5600万個
統合型シェーダユニット 1600 1440 800 800 800
GPUクロック 850MHz 725MHz 850MHz 750MHz 625MHz
メモリ GDDR5 GDDR5 GDDR5 GDDR5 GDDR3
メモリ接続バス幅 256ビット 256ビット 256ビット 256ビット 256ビット
メモリクロック 1200MHz 1000MHz 975MHz 900MHz 1000MHz
メモリ帯域幅 153.6GB/sec 128.0GB/sec 124.8GB/sec 115GB/sec 64GB/sec
ROPs 32 32 16 16 16
テクスチャユニット 80 72 40 40 40
最大消費電力 188W 170W 190W 160W 110W
アイドル時消費電力 27W 27W 60W 90W 30W

 Radeon HD 5870を搭載したリファレンスのグラフィックスカードは、従来のハイエンドカードと比べわずかに長かったが、Radeon HD 5850を搭載したリファレンスのグラフィックスカードは、Radeon HD 4870やRadeon HD 4850搭載のカードと同じ程度に収まっている。クーラーユニットは2スロット分の厚みを持つ。PCI Express補助電源コネクタは、後部に6ピン+6ピンで用意される。

kn_r5850_12.jpgkn_r5850_13.jpgkn_r5850_14.jpg Radeon HD 5850を搭載したリファレンスのグラフィックスカード(写真=左)。裏面にヒートシンクは用意されない(写真=中央)。Radeon HD 5870と比べればカード長は短いが、それでもRadeon HD 4800シリーズと同程度のサイズを有する(写真=右)

kn_r5850_15.jpgkn_r5850_16.jpg ディスプレイ出力はDVI×2、DisplayPort、HDMIの4系統で、Radeon HD 5870と同様だ(写真=左)。リア側のエアインテークに見える部分の片側には6ピンのPCI Express補助電源コネクタが2基あり、もう片側には大きなコンデンサが実装されている(写真=右)

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