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» 2010年11月16日 17時21分 UPDATE

イマドキのイタモノ:「P8P67 Deluxe」をなめるようにチェックする (1/2)

ASUSが11月15日に公開した“Intel P67搭載”マザーボードのハイエンドモデルを某所にてガッツリと撮影。まずは、見て分かったこと“だけ”を報告しよう。

[長浜和也,ITmedia]

とはいえ、隠さなくてはいけないところもアリ

 ASUSは、11月15日に現在開発中で間もなく出荷を予定している「Intel P67搭載マザーボード」と「Intel H67搭載マザーボード」を多数公開した。そのなかで、最上位モデルとみられる「P8P67 Deluxe」を“観察”する機会を得たので、ここで、導入予定の新機能や基板に用意されたコントローラを参考に、ASUSが開発している次世代マザーボードの機能を紹介していく。

 なお、P8P67 Deluxeが搭載しているチップセットは「Intel P67」とされているが、その詳細についてはASUSは明らかにしていない。また、CPUソケットについてもその姿の公開が現時点で許可されていないため、掲載した写真ではCPUソケットの部分をぼかしている。さらに、今回“観察”したマザーボード自体も試作品であるため、出荷される製品では仕様が変更になる可能性があることを留意してほしい。

kn_p8p67_17.jpg ASUSが11月15日に公開した“Intel P67搭載”マザーボードでハイエンドモデルとみられる「P8P67 Deluxe」

 「P8P67 Deluxe」は、ASUSが“Intel P67”と呼ぶ次世代チップセットを搭載すること(そして、インテルのSandy Bridge世代のCPUに対応する)が注目されているが、それ以上に、ASUSが開発を進めている新機能が多数導入される予定であることからも重要なモデルといえる。

 ASUSが導入予定している新機能で特に重視しているのが「DIGI+VRM」だ。ASUSはDIGI+VRMと電力管理コントローラ「EPU」(Energy Processing Unit)、オーバークロックコントローラ「TPU」(TurboV EVO Processing Unit)を組み合わせた構成を「ASUS DIP2 Technology」(Dual Intelligent Processors Technology)と命名し、電力回路の高い効率やそのことで実現する省電力性能、簡単に設定でき、かつ、高い性能を発揮できる自動オーバークロック性能を訴求している。

 P8P67 Deluxeでは、ASUS DIP2 Technologyで実現するASUSの独自機能として、TPUによってオーバークロックの自動チューニングを行う「Auto Tuning」や「OC Tuner」、メモリだけのオーバークロック自動設定に特化した「MemOK!」、Bluetoothで接続した携帯デバイスからマザーボードの設定やPCの操作、ファイルの共有を行う「ASUS BT GO!」などが導入される。基板には、それらの機能で利用する専用コントローラや切り替え用のディップスイッチが多数実装されている。

kn_p8p67_01.jpgkn_p8p67_02.jpg CPUソケットの回りと(写真=左)、メモリスロット(写真=右)。CPUソケットの回りは電源回路が配置されているものと思われるが、ヒートシンクを外した撮影が禁止されていたため、その状況は明らかでない。CPUソケットの左側と下側にあるヒートシンクはヒートパイプで連結している。CPUソケットの状況も非公開であるのでぼかしている。4基搭載したメモリスロットはデュアルチャネルバスを構成できる。利用できるメモリはnon ECCでunbufferedのDDR3で、サポートする動作クロックは1066/1333/1600MHz以外に、オーバークロック設定で1866/2133/2400MHzまでカバーするという

拡張スロットは2枚のハイエンドグラフィックスカードと1枚の“演算用カード”の構成が可能か

 拡張スロットは、グラフィックスカードに対応するPCI Express x16が2基(青いスロットと白いスロット)とPCI Epxress x4が1基(最も下にあるグレーのスロット)、それにPCI Express x1の2基とPCIスロット2基という構成だ。PCI Express x16スロットの両方にグラフィックスカードを組み込んだ場合、それぞれのスロットで利用できるのは8レーン×2となる。スロットの下にはオンボードの電源ボタンとリセットボタンのほか、EPUのオン/オフを切り替えるディップスイッチも設けられている。

 チップセットを覆っていると思われるヒートシンクの回りには、USB 3.0のコントローラやSerial ATAインタフェースなどが並ぶ。ヒートシンクの下にあるチップはNuvoton(Winboaudのロジック部門が独立して設立したチップメーカー)のSuper I/Oコントローラで、その右脇にはオーバークロック自動チューニングコントローラ「TPU」がある。なお、Super I/Oコントローラの左脇にあるのはasmediaのPCI Express-PCIブリッジコントローラ「ASM1083」だ

kn_p8p67_03.jpgkn_p8p67_04.jpg 拡張スロットは、グラフィックスカードに対応するPCI Express x16が2基とPCI Epxress x4が1基、PCI Express x1の2基とPCIスロット2基という構成だ(写真=左)。NuvotonのSuper I/Oコントローラの右脇にオーバークロック自動チューニングを行う「TPU」がある。また、Super I/Oコントローラの左脇にはPCI Express-PCIブリッジコントローラの「ASM1083」も見える(写真=右)

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