ラトック、24bit/192kHz対応のマルチビットD/Aコンバーター「RAL-24192DM1」

» 2012年05月11日 23時15分 公開
[ITmedia]
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 ラトックシステムは5月11日、192kHz対応のマルチビットD/Aコンバーター「RAL-24192DM1」を発表した。USBと同軸デジタルの2入力を備えるD/Aコンバーター兼ヘッドフォンアンプ。価格は23万5000円で、6月中旬に発売する予定だ。

「RAL-24192DM1」

 定評のある24bit/192kHz対応マルチビットDACチップ「PCM1704」をL/R各チャンネルに搭載した高級D/Aコンバーター。PCM1704は専用コントローラを使用せずにソフトウェアで制御することで、マルチビット本来の動作によりひずみの少ない自然な音を再生するという。またDAC部およびD/A変換後のアナログ部は左右のチャンネルを完全に分離したツイン・モノラル構成。チャンネル間の信号干渉を廃し、ステレオイメージを正確に再現する。

 内部には2個の独立した高精度水晶発振モジュールを搭載し、USB入力のみならず同軸デジタル入力信号にも適用。生成した低ジッターのクロックを直接DACに供給することで、正確なタイミングでD/A変換を実行でき、ひずみの少ないアナログ波形を生成するという。

 また電源は、デジタル部、DACデジタル部、アナログ部をそれぞれ専用の独立したトランスと回路で完全に分離。電源回路を通した相互干渉を排除した。

バランス出力(XLR)も備える(左)。電源トランス(右)

 出力はRCAピンジャック、バランス出力(XLR)およびヘッドフォン出力(ステレオ標準ジャック)。ヘッドフォンアンプ専用の独立した回路を備えており、最大600オームのハイインピーダンスヘッドフォンでも十分な音量を得ることができる。

 外形寸法は、約215(幅)×276(奥行き)×60(高さ)ミリ。重量は約2キログラム。対応OSは、Windows 7/Vista/XP(32ビット・64ビット両対応)、およびMac OS X 10.6以降となっている。

 なお同社では、5月12日に東京・青山で開催される「春のヘッドフォン祭2012」(8階の完実電気ブース)で「RAL-24192DM1」を展示する予定だ。

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