定格4GHz動作の爆速ゲーミングPC「MASTERPIECE i1550PA3-OC」OCモデルを試す(1/2 ページ)

» 2012年08月22日 15時00分 公開
[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]

最高の性能を追求したプレミアムモデル「MASTERPIECE i1550PA3-OC」

MASTERPIECE i1550PA3-OC

 マウスコンピューターのフラッグシップモデルといえば、ゲーミングブランド「G-Tune」と「Abee」のコラボケースを採用した「MASTERPIECE」シリーズだが、そのさらに上をいく特別なモデルが存在する。型番の末尾に「OC」がつくオーバークロックモデルだ。今回紹介する「MASTERPIECE i1550PA3-OC」(プラチナモデル)は、あらゆる高性能パーツを盛り込んだ、まさに最強のデスクトップPCとして同社に君臨するプレミアムモデルとなっている。

 まずは基本スペックを見ていこう。i1550PA3-OCのCPUは、SandyBridge-E世代で最速のCore i7-3960X Extreme Edition(3.3GHz/最大3.9GHz)。6つのコアを持ち、Hyper-Threadingによって同時に12スレッドを処理できるほか、Turbo Boostで最高3.9GHz(1コア動作時)までクロックを引き上げる――というのは通常モデルの話で、このi1550PA3-OCでは定格動作で4.0GHzまでオーバークロックを施し、なんとメーカーがそれを保証しているのだ。

CPU-Zの画面。コンシューマー向け最高峰のCore i7-3960X Extreme Editionを定格4GHzにオーバークロックして出荷している。コア数6、Hyper-Threadingによって同時に実行可能なスレッドは12だ(写真=左)。巨大なCPUクーラーを搭載。フィンの前後にファンが装着される。メモリスロットは8本あり、すべてに8Gバイトモジュールが搭載される(写真=右)

 グラフィックスは、NVIDIAのハイエンドGPUであるGeForce GTX 680(グラフィックスメモリ2Gバイト)×2枚をSLI構成で搭載。メモリ容量は64Gバイトで、8基のメモリスロットすべてに8GバイトのPC3-12800モジュールを搭載し、クアッドチャンネルで動作する。64Gバイトという容量は、少し前ならノートPCのHDD並だ。ストレージ構成もすごい。ブートドライブは、SATA 3.0接続の512GバイトSSDを2台、RAID 0(ストライピング)で構成し、1Tバイトの高速&大容量SSDとして搭載。さらにデータドライブ用に1TバイトのHDDを追加している。光学ドライブはもちろん、Blu-ray Discドライブだ。

NVIDIAのハイエンドGPU「GeForce GTX 680」(グラフィックスメモリ2Gバイト)を2枚、SLI構成で搭載する(写真=左)。ブートドライブには、512Gバイト容量の6Gbps対応SSD(評価機はADATA製)を2台使ってRAID 0を構築。データ用にも1TバイトHDDを用意する(写真=右)

「G-Tune」×「Abee」の新型コラボケースを採用

 このように、基本スペックを列挙するだけでも“特別”であることがすぐに分かるi1550PA3-OCだが、高性能なシステムを格納するケースの出来も群を抜いている。

 MASTERPIECEシリーズはこれまで、「G-Tune」×「Abee」がコラボレーションしたプレミアムなケースを採用してきたが、この8月にデザインをリニューアルした。従来の重厚なスチル製シャーシや、高級感のあるアルミヘアラインのフロントマスク、制振性に優れた大型のラバーインシュレータなどを踏襲しつつ、前面インタフェースのレイアウトを一部変更し、メディアカードリーダーをフロントパネル上部に一体化。2基のUSB 3.0と2基のUSB 2.0(常時給電対応)を並べて、使いやすさとすっきりとしたデザインを両立している。

本体前面/背面。フロントのインタフェースがリファインされ、カードリーダーが上段に一体化した。各種USBポートやヘッドフォン/マイクも上段に並んでおり、本体を机の下に設置した際にアクセスしやすい

 ケース内部は、前方/後方に大口径ファンを搭載し、フロントマスクに開いたエアホールと、サイドパネルのエアインテークから空気を取り込んで、各部を強力に冷却。CPUには大型フィンの前後にファンを取り付けたCPUクーラーを装着して、クロックアップ耐性を高めている。電源容量も1200ワットと十分な容量だ。

左サイドパネルには大きく吸気スリットが設けられている。本体サイズは219(幅)×471(奥行き)×499(高さ)、重量は約17.22キロとかなり大柄。底部のラバーインシュレーターのおかげで設置した際にも安定感がある

 拡張ベイは5型ベイ×2(空き1)、2.5型ベイ×2(空き2)、3.5型内蔵ベイ×4(空き3)/オープンベイ×1(空き1)という構成で、HDDを格納するケース下段の3.5型ベイはツールレスで換装できる。前面のカードリーダーがケースに一体化されたことで、3.5型オープンベイが空きになっているのもポイントだ。背面インタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×6、ギガビットLAN、光デジタル音声出力(コアキシャル×1、角形×1)をはじめとする音声入出力など。グラフィックスカードは、映像出力としてDVI-D、DVI-I、DisplayPortを備える。

 なお、後述する3Dベンチマークテスト中は、内部システムを冷却するために、さすがにファンノイズはかなり増大する。やや騒がしいオフィスでもはっきりと聞こえるレベルだ。自室で使う際は、机の下の左側(左サイドパネルの吸気口が大きいため、音がもれやすい)に置くといくらか軽減できるものの、映画や環境音が重要になるFPSなどをプレイするときはヘッドフォンを使ったほうがよさそうだ。

グラフィックスカードの前方に位置するHDDケージが取り払われ、前方から後方へエアフローがスムーズに流れる構造だ。下段のHDDベイは工具を使わずにHDDを装着/換装できる

マウスコンピューター/G-Tune
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  7. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  8. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  9. 高音質・良好な装着感・バッテリー交換式――JBLのフラッグシップ「Quantum 950 WIRELESS」は妥協なきヘッドセットか (2026年03月12日)
  10. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年