マイクロソフトが放つWindows 8世代のモバイルマウス――「Wedge Touch Mouse」ちょっと気になる入力デバイス(1/2 ページ)

» 2012年10月05日 16時30分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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OSは変わった、マウスは変わるか?

photo マイクロソフトがWindows 8対応をうたった「Wedge Touch Mouse」

 2012年10月26日に発売する新OS「Windows 8」は、“Windows 8スタイル”など新しいUI(ユーザーインタフェース)を取り入れ、タッチ操作に適合したことが大きな特徴である。

 すでに発表されたWindows 8搭載PCの「VAIO Duo 11」や「Let'snote AX2」は、タブレットとノートPCどちらのスタイルでも使用できる製品だ。今後はタブレットのように使えるPCやWindows 8搭載タブレットが増えるだろう。

 では、Windows 8が登場するとマウスはどうなるか。Windows 8にはデスクトップモードもあるが、タッチやペンでの操作が実用的なレベルとなれば、ポインティングデバイスとしてのマウスの存在意義は多少薄れるかもしれない。そんななか、2012年7月にマイクロソフトがいち早くWindows 8に対応するマウスを発表した。それが今回紹介する「Wedge Touch Mouse」だ。

くさび形のユニークなデザイン

photo Wedge Touch Mouseは2ボタン式のBluetoothマウスだ。くさび形のボディデザインが特徴で、サイズも小さい

 Wedge Touch Mouseは、Bluetooth(HID)接続に対応する2ボタン式マウス。センサーに青色LEDを用いるBlueTrack Technologyを導入しており、通常の光学式マウスよりもカーソルの追従性を高めている。読み取り速度は8000fps、解像度は1000dpiだ。Windows 8/RT/7に加え、Mac OS X 10.6〜10.7やAndroidなどにも対応するが、Androidタブレットの場合、水平スクロールなど一部の機能を利用できない。

 ボディは製品名の通り、くさび(Wedge)形状となっており、一見するとマウスだと気付かないほどの珍しいデザインだ。マウスの側面を親指と薬指で挟み、人差し指と中指を少し曲げ、マウスの天面に指先を乗せるという握り方になる。

 天面は継ぎ目がないフラットな設計で、指を置く本体先端に向かって30度ほどの傾斜が付いている。左右を指で押し込むことで左クリック/右クリックができる仕組みだ。天面にはタッチセンサーを搭載しており、上下左右4方向のスクロールやフリック操作を行える。

photophotophoto 天面は継ぎ目がないデザイン(写真=左)。背面にはロゴがあしらわれている(写真=中央)。中央にある継ぎ目に見える部分は、Bluetooth接続時や、バッテリー残量が減ったときに点灯するランプだ(写真=中央)。側面の素材はアルミで、天面や底面の黒色との対比がきれいだ。ふちは美しくカットされている

 本体サイズは61(幅)×54(奥行き)×22(高さ)ミリと、手のひらに収まるほどに小さい。バッテリーは単三形乾電池1本で、本体側面から挿入する。バッテリー動作時間は約4カ月、バッテリーを含めた実重量は66グラムだった。

photophotophoto バッテリーは側面から挿入する(写真=左)。奥行きはだいたいクレジットカードや図書カードと同程度だ(写真=中央)。人差し指と中指を少し曲げ、マウスの天面に指先を乗せるという握り方になる(写真=右)
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