「変革期にあるPC業界をリードするのはエイスース」――ASUS、秋冬モデル新製品発表会日本未発表の製品も公開(1/2 ページ)

» 2012年11月15日 02時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

会長のジョニー・シー氏が製品のコンセプトを説明

 ASUSTeK Computerは11月14日、2012年PC秋冬モデルを拡充し、天板の表裏にディスプレイを備えるUltrabook「ASUS TAICHI」など14モデルを発表した。

 同日行われた製品発表会では、同社会長のジョニー・シー氏が登壇し、製品のコンセプトや開発の背景を説明した。

photo 発表会に登壇したASUSTeK Computer会長のジョニー・シー氏

 製品を説明する前にシー氏は「In Search of Incredible」という同社のマニフェストを紹介した。これは信じられない(=Incredible)ような新しいことを実現する人々の挑戦を助ける、Incredibleな製品を作ることを宣言したものだ。「Incredibleな挑戦というのは、勇気を持って物事に取り組むことだと思っている。我々も現状に満足せず、もしこうだったら、という可能性を考えて製品を作り続けてきた。知識やテクノロジーへのあくなき探求心が、Incredibleを追い求める姿勢だと思う」(シー氏)

 続いて、秋冬モデルで発表した「TAICHI」や「Vivo」シリーズで開発の背景を説明した。「ここ30年はパーソナルコンピュータの普及によって、技術や生活が進化してきたが、同時に人はPCに縛られた存在になったともいえる。これからは“ユビキタスクラウドコンピューティング”の時代だ。人はリアルタイムに情報にアクセスできる自由を手に入れ、生活はさらに豊かになる」と述べ、現在マーケティングで主流になっている技術トレンド“SoLoMo”を紹介した。SoLoMoとはソーシャル(Social)、ローカル(Local)、モバイル(Mobile)の3つを指す。人がリアルタイムに情報にアクセスするようになることで、この3つのキーワードを軸としたビジネスが今後も広がっていくという。

photo デザイン思考により、新しい顧客満足「Customer Happiness 2.0」を策定した

 同社は、技術のトレンドとともにユーザーニーズの把握にも力を入れる。ASUSTeK Computerでは、製品開発にデザイン思考(デザイナーの思考方法を基にし、実地調査やユーザーニーズを重視する製品開発の手法)を取り入れた。ユーザーニーズを調査したところ、ユーザーはPCに対して、美しさ、音質、ユビキタス、タッチ、レスポンスという5つの要素を求めていることが分かったという。これらの要素を製品に盛り込むことで、PCにおける顧客満足(Customer Happiness 2.0)を高められると述べた。

 こうした背景を基に、開発したのが秋冬モデルの「Vivo」シリーズや「TAICHI」だ。製品名の由来については、Vivoはラテン語で生きるという意味で、TAICHIは、太極拳などで日本人にも知られている「太極」(英語でTAICHIと表す)を基にしている。ASUS TAICHIについて、シー氏は「TAICHIは、陰と陽、光と影、黒と白、夜と朝といった、相反する要素が調和した新しい形、という意味を込めた。ASUS TAICHIはノートPCとタブレットを融合したマジカルでイノベーティブな製品だ」とアピールした。

photophotophoto 「太極」は陰と陽、光と影、黒と白、夜と朝といった、相反する要素が調和という意味を持っており、ASUS TAICHIはノートPCとタブレットを融合した製品であることから、TAICHIという名前が与えられた

 初めてのネットブックと称される「Eee PC」を始め、スマートフォンを内蔵するタブレットデバイス「Padfone」、キーボード着脱式のタブレット「Eee Pad Transformer TF101」など、ASUSは「先進的な製品を世界に先駆けて開発してきた」とシー氏は語る。その上で「ユビキタスクラウドコンピューティングの流れは、Windows 8でさらに加速する。変革期にあるPC業界をリードするのはエイスースだ。これからもIncredibleな製品を世に出し、新しい時代へ皆さんをお連れする」とシー氏は強調した。

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