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» 2012年12月18日 14時37分 UPDATE

「次は世界最薄を狙え!」:世界一Ultrabookの第二弾、「LaVie X」投入で攻めるNEC (1/2)

NECが「世界最薄」の15型Ultrabook「LaVie X」発表会を実施。LaVie Xの攻めどころとは、一般ユーザー向けモデルはもちろん、“とがった・先進的”な新モデルも積極的に投入する理由とは。

[岩城俊介,ITmedia]

次は「世界最薄」を狙え──LaVie Xの開発意図

photo 15.6型サイズながら「普段の業務も使い勝手はそのまま、どこでも使える」を提案する、12.8ミリ厚/1.59キロ/7時間動作の「LaVie X」

 「次は世界最薄を狙え」──。PC国内販売トップシェアであるNEC(NECパーソナルコンピュータ)の、“攻める”PCラインアップが拡充している。

 NECパーソナルコンピュータは12月18日、15型クラスで世界最薄(NEC調べ)とうたう、厚さ12.8ミリの15.6型Ultrabook「LaVie X」を発表。2012年12月27日に発売する。

 LaVie Xは、重量約875グラムとする“13型クラスUltrabookで世界最軽量”「LaVie Z」に続く、「世界一Ultrabook」モデルの第2弾として開発。15.6型ワイドの液晶ディスプレイを採用するA4サイズながら、厚さ12.8ミリ/重量約1.59キロ/バッテリー動作時間約7時間と、リアルモバイルノートPCと分類されるカテゴリのPCと同等のモバイル性能を実現する点を大きな特長とする。


photophotophoto LaVie Xが掲げる、フリーロケーションスタイル
photo 「これまでのA4ノートでは考えられなかった、普通のビジネスバッグにもスムーズに入る薄さと軽さ」とデモをするNECパーソナルコンピュータ 商品企画本部の栗山浩一本部長

 本機の訴求テーマは「フリーロケーションスタイル」。基本ターゲットは「A4ノートの使い勝手・業務効率のよさはそのままに、どこにでも持ち出せるモバイルPCとしての性能も追加したい」と考えるビジネス層、およびホーム/プライベート利用層。2012年現在、A4サイズクラスのノートPCを望む個人/ファミリーニーズはまだ光学ドライブも内蔵したオールインワンタイプが主流で、NECとしてもその層に向けたシリーズ──「LaVie L」や「LaVie S」を用意するが、今回のLaVie Xは薄型・軽量ボディによるデザイン性や可搬性のよさ、光学ドライブはすでにあまり使わず、クラウドサービスを中心としたWeb連携サービスもすでに使いこなせる層に訴求するシリーズに据える。

 「PC業界トレンドとしては、当然薄型化に進んでいる。15型クラスのLaVie L、LaVie Sについても今回の2012年秋冬モデルは前機種比で5ミリ薄くするなどトレンドは追っているが、さておき国内一般ユーザーの光学ドライブ内蔵ニーズはまだ高い。そこはまだしばらくは続くとみており、ニーズの違いは当然これらラインアップでしっかりカバーする。ただ、光学ドライブ不要という人が増えているのも事実。クラウドサービスも普通に使いこなせる──LaVie Xはそういった層に訴求したい。もちろん今後、数年のスパンで考えると、薄型化を含むトレンドの移り変わり傾向はより深くなると思うが、NECとしてはそうなった場合においても、ベーシック/多機能/高機能/先進的、国内ユーザーのニーズをしっかりカバーできるラインアップをきちんと用意する」(NECパーソナルコンピュータ 商品企画本部の栗山浩一本部長)


photo 薄型とともに、先進性、上品さも演出したデザインとしたLaVie X

 15型クラスのノートPCは、これまで「オフィス/家庭内で据え置いて利用、あるいはデスクトップPCの代替」として使われていた。LaVie Xはその屋内利用における利便性、画面の見やすさはそのままに、それ以外でもどこでも使える──の概念を追加した、ある意味これまでとは別方向の「オールインワンA4ノート」と言える。

 例えばオフィスでも、執務席以外に打ち合わせに持ち出す機会もあるだろうし、時には出張や営業外回りなどで持ち出す機会もある。昨今、モバイル用途においてはスマートフォンやタブレットを活用する例も増えてはいるが、「移動先でも自分のメインマシンが使えるならば」と考えるビジネスユーザーはまだ大多数を占める。

 実際、本機が掲げる「フリーロケーションスタイル」はさほど新しい概念ではなく、光学ドライブ内蔵モバイルノートPCカテゴリですでに提案されていたことではある。ただし、それを“いつものA4メインPCでも/これまでの利便性は損ねず”と訴求するのであれば「なるほど、これなら業務にもばりばり使えそう」と思う層は多いのではないだろうか。

 通常シリーズより確実に“とがっている”とはいえ、LaVie Zと比べると先端がやや丸まっている印象も受ける本機だが、こういった点で意外と広くユーザー層をカバーできると見ているようだ。


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