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» 2013年10月16日 21時00分 UPDATE

“マルチディスプレイ”で使おう、はかどるよ:新ThinkPadシリーズが定義する「“PC+時代”のビジネスPC」 (1/2)

レノボ・ジャパンが新世代ThinkPad製品群を一挙投入。これからのビジネスPCに必要なポイントは何か、ビジネスPCとして導入事例が多い「Think」シリーズならではの強みをアピールした。

[岩城俊介,ITmedia]

「PC+」時代のためのビジネスPC=「Thinkシリーズ」をアピール

ThinkPad X240 写真 2013年〜2014年度におけるビジネス/オフィス導入PCの主力を担う12.5型モバイル「ThinkPad X240」

 レノボ・ジャパンは10月16日、ビジネスPC「ThinkPad」シリーズの新モデル8シリーズを発表。「これからの働き方は、マルチデバイスで」──働く場所を制限せず、使う場所に応じて最適な機能を持つ機器を使い分ける今後のワークスタイルを提案するビジネス向け製品群として、その中心を担う「PC+」戦略と新Thinkシリーズの狙いを紹介した。

 PC+は、マルチデバイス化、PC以外の機器も含め機器とサービスを隔てなく自然に連携させるのがあたり前になる時代を見込み、PCに“プラス”する意図でタブレット・スマートフォンを含む商品カバー範囲を拡大して製品・サービス群を展開する方針とする、NEC レノボ・ジャパングループが掲げる共通テーマ。法人市場においても“コンテンツを見る”を主軸にするPC+機器「タブレット(スマートフォン)」カテゴリが2017年までに約3倍強まで伸長すると予測され、2013年現在、日本の法人市場においてもすでにマルチデバイス化/PC+化が進んできている。


photophotophoto レノボ・ジャパン ThinkClient Brand Managerの土居憲太郎氏が説明するレノボの「PC+」戦略と法人市場の製品展開の考え方
photophotophoto モバイルシーンのほか、生産性の向上を目的とするこれからの「PC」に必要な項目もThinkシリーズはカバーする。特に「マルチディスプレイ環境」の効果的な導入により生産性向上+ミスの低減を実現できると説明する
photophotophoto 左から、14型のプレミアムノート「ThinkPad T440p」、3Kディスプレイも選べるワークステーション「ThinkPad W540」、OneLinkインタフェースを採用したSMB向けコストパフォーマンス追求モデル「ThinkPad Eシリーズ」

 「“コンテンツを見る”を担うスマートデバイスが増えると、PCはこれまでの“万能”に代わり、“作る”役割がいっそう重視されるようになる。ビジネスシーンにおいては、生産性の向上とミスの低減が具体的な役割。どれか1つ優れるのもいいが、ThinkPadシリーズは軽さ・小ささ、堅牢性、パフォーマンス、すべてを兼ねそろえたPCとしてビジネスシーンに合致させた特徴が最大の強み。特に“いかに堅牢性が重要か”に注力している」(レノボ・ジャパン ThinkClient Brand Managerの土居憲太郎氏)

 PC本体に加え、ディスプレイや拡張インタフェースドックなどの純正周辺機器を重視する姿勢も「ビジネスにおける生産性の向上」を第一条件とするThinkシリーズの特徴だ。国内のThinkPad法人導入は5割がモバイルPC「ThinkPad X」シリーズ、シーンに応じてマルチディスプレイ環境を活用することでさらに生産性が増すと改めて訴求する。ワイヤレス/USB接続の新基軸13.3型モバイルディスプレイ「ThinkVision LT1423p」や21:9の超ワイドディスプレイ「ThinkVision LT2934z パノラマ・モニター」を新規投入するのもその一環だ。

photophotophoto 13.3型の“モバイル”ディスプレイ「ThinkVision LT1423p」(写真=左、中央)。ワイヤレスないしUSB接続でタッチ付きのマルチディスプレイ環境を容易に導入できるのが特長。超ワイド画面の「ThinkVision LT2934z パノラマ・モニター」(写真=右)は、2台ディスプレイを追加した──ように活用可能。PC2台の画面を分割表示する機能やPC切り替え器機能も内蔵する

 ThinkVision LT1423pはThinkPadに「携帯できるサブディスプレイ」「タッチ対応によるタブレット的用途」をプラスできるもの。ThinkVision LT2934zは超ワイド画面を生かした1つでプラス2画面、あるいは2台のPCの画面をそれぞれ分割して表示し、かつPC切り替え器としての機能も備え、オフィスPCユーザーの「これができれば」を叶える。「モバイル環境に必要な携帯性、堅牢さといった性能に加え、デスクワークではマルチディスプレイやドックを用いることで、さらに“生産性を高め”かつ“ミスを軽減”できる。ThinkPadシリーズはドックコネクタを標準装備し、ThinkPad Eシリーズには、新たにケーブル1本で電源+ディスプレイ+USBを接続できる独自インタフェース“OneLink”も開発した。オフィス導入マシンには、PC+外部ディスプレイ(+ドック)の環境を改めて提案したい」(レノボ・ジャパン ThinkPad製品担当の吉原敦子氏)

photophoto レノボ・ジャパン ThinkPad製品担当の吉原敦子氏

 OneLinkは、ケーブル1本で電源、ディスプレイ、USB 3.0をまとめられるLenovo独自開発の新インタフェース。PC本体はまずThinkPad Eシリーズに標準搭載、周辺機器としてインタフェース拡張ドック「ThinkPad OneLinkドック」、21.5型ディスプレイを「ThinkVision LT2223d OneLinkドッキングモニター」を用意した。

 ThinkPad OneLinkドックは、USB 3.0×2(前面 うち1つはパワーオフ充電対応)、USB 2.0×2、ギガビットLANポート、HDMI出力と角形DC入力端子を備える。ThinkPadの電源オン/オフを制御できる電源ボタンも実装する。「OneLink搭載のThinkPadと機器をケーブル1本で接続し、HDMI、USB 3.0、ギガビットLAN、電源を瞬時に拡張できる。HDMI出力はPC内蔵グラフィックスからスルー出力するので、パフォーマンスや画質を損なわず外部ディスプレイに出力可能。さらにドックにはACアダプタが付属する。モバイルPC運用ではオフィスや自宅用にもう1つスペアACアダプタを用意する例もあるが、OneLinkドックを導入していただければ大丈夫。価格も1万1000円ほどと低めに抑えた」(レノボ・ジャパン Think Accessories製品担当の上野達也氏)

photophotophoto ThinkPadドックは投入より20周年を迎える(ThinkPadは2012年が20周年だった)。生産性をより高めるための「これからのPC」に、さらに重要になってくるオプションという位置付けだ(写真=左)。独自の新インタフェース「OneLink」は、電源、ディスプレイ、USBの機能をケーブル1本でPCと接続できる利便性をうたう。こちらもマルチディスプレイ環境構築のための便利な周辺機器/機能となるだろう(写真=中央、右)
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