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「中高生に1人1台」を実現していきたい――デル、Chromebook発表会Chromebookの生きる道(1/2 ページ)

» 2014年07月17日 16時30分 公開
[笹田仁,ITmedia]
デル エンドユーザー・コンピューティング統括本部 クライアント製品・ソリューションマーケティング部長の秋島健一氏。「Dell Chromebook 11」を手に取って披露している

 デルは2014年7月17日、グーグルのOS「Chrome OS」を搭載したノートPC「Dell Chromebook 11」を発表した。2014年の第3四半期中に出荷を始める予定。日本での価格は未定(米国では309ドルから)。デルは日本で初めてChromebookを正式に発表したメーカーとなる。発表会ではデルのエンドユーザー・コンピューティング統括本部 クライアント製品・ソリューションマーケティング部長の秋島健一氏が日本における販売戦略を語った。

 7月14日のグーグルによる説明会では、日本ではChromebookは法人と教育機関に向けて提供するという説明だったが、秋島氏も同様の考えであると語った。ただし、「法人向けにChromebookということは考えてはいるが、それほど多くならないのでは」という。企業、法人にはすでにWindows PCが普及しており、Active Directoryを導入してPCを管理しているところも多い。そのことを念頭に置いての発言だ。

 Chromebookの大きな特徴として、大量の台数のPCを一括で管理できる「管理コンソール」が挙げられる。管理コンソールはグーグルのサーバで動作しているので、管理用サーバを新たに用意する必要はない。同じインターネットドメインに所属するChromebookすべてが自動的に管理対象となるので、導入してすぐに大量のChromebookを管理できる。

 しかし、すでにあるPC管理の仕組み、つまりActive Directoryを壊して、新たにChromebookを導入することは企業、法人にとっては難しい。システム管理者が使い慣れている既存のシステムを排除して、まったく新しいシステムを導入した後でどんなトラブルが発生するか分からないからだ。Active DirectoryでできていたことがChromebookの管理コンソールではできないということも発生しうる。問題なく動いているシステムを大きく変えることをシステム管理者は好まない。どんなことが発生するか分からないからだ。

 秋島氏はChromebookを導入しようと考える企業、法人があるとすれば、Chromebookが提供する機能が企業、法人が必要とするものにピッタリ合っているというところだろうと予想する。ChromebookはGmailやGoogle Docsなどをすぐに使えるようになっている。企業向けのGoogle Apps for Businessを導入して、深く依存している企業などは移行するメリットがあるかもしれないということだろう。

 そして企業、法人向けに売り込むには、何よりも「前例」を作る必要があると秋島氏は強調した。導入事例がまったくないものをいきなり使おうと考える企業はほとんどない。小規模でもいいから試しに使ってもらうことが必要になるだろう。


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