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» 2014年09月02日 11時00分 UPDATE

A3ノビの最上位フォト機も:エプソン、「カラリオ」プリンタ14年秋冬モデル――大画面化、印刷フローの自動化、女性向け小型プリンタ登場 (1/2)

10機種12モデルの個人向けインクジェットプリンタを秋冬に投入するエプソン。2014年の注目はA4複合機の使い勝手向上、新コンセプトの小型プリンタ、プロ仕様のA3ノビ対応フォト機だ。

[ITmedia]

 エプソンは9月2日、個人向けインクジェットプリンタの新製品10機種12モデルを発表した。2014年9月18日から順次発売する。価格はオープン。

 新ラインアップの内訳は「カラリオ」シリーズの複合機が7機種(カラーバリエーションを含めて計9モデル)、新コンセプトの小型プリンタが1機種、「カラリオミー」シリーズの小型はがき/フォトプリンタが1機種、「プロセレクション」シリーズのA3ノビ対応フォトプリンタが1機種となる。

メインのA4複合機は大画面化、使い勝手を向上

tm_1408epson_mfp_01.jpg 大画面化したA4複合機の主力機種「EP-807AR」(レッド)

 カラリオシリーズ複合機の新機種は、染料6色インク採用でA3プリントにも対応する「EP-977A3」をはじめ、染料6色インクのA4機「EP-907F」「EP-807AB/AW/AR」「EP-777A」「EP-707A」、顔料4色インクのA4機「PX-437A」「PX-047A」を用意する。いずれも2014年9月18日に発売する予定だ。

 複合機の上位機種であるEP-977A3、EP-907F、EP-807AB/AW/ARは、使い勝手とデザインの向上を図った。液晶モニタを従来の3.5型から4.3型に大画面化し、電源オンで操作パネルがいつも使用する角度に自動で開く「パネルポジション記憶機能」、電源オフ時に操作パネルが自動で閉じる機能、排紙トレイの自動開閉機能を搭載することで、プリンタ利用時の一連動作を自動化している(排紙トレイの自動オープンは従来同様)。

 EP-977A3とEP-807AB/AW/ARは、PCやスマートフォン、タブレットからの印刷命令にしたがって電源を自動でオンにする機能も持つ。同機能はUSB、有線/無線LAN接続のどれでも利用可能だ。PX-047Aを除く複合機6機種とPF-70は、用紙セット時に操作パネルで用紙サイズ/種類を設定する仕組みを備え、この設定をダイレクトプリント時に反映、設定外の用紙への印刷命令にはエラーを出すことで、印刷時の用紙設定ミスを防いでいる。

6色染料のA4複合機は小幅なモデルチェンジ

tm_1408epson_mfp_02.jpg A3対応のフラッグシップモデル「EP-977A3」

 EP-977A3は、A4複合機をベースとして、背面1枚手差しトレイからのA3印刷もカバーするフラッグシップモデルだ。「EP-976A3」の後継機となる。実売価格は3万円台半ばの見込み。

 プリンタ部はインクが6色染料の独立タイプ、解像度が5760×1440dpi、最小インク滴が1.5ピコリットル。A3印刷を高速化し、1枚あたり約115秒となった(従来機の「EP-976A3」は約162秒)。L判写真印刷は従来通り約13秒だ。複数の写真を組み合わせてストーリー調に編集・印刷できるテーマレイアウト機能、A3カレンダー印刷機能も搭載した。

 スキャナ部はCIS方式を採用し、解像度は4800dpi。A4サイズのスキャナだが、付属ソフトを使うことで、A3原稿の分割読み取り・画像合成によるA3スキャンも行える。

 操作パネルには大画面化したタッチパネル付きの4.3型液晶モニタを搭載。インタフェースはPC用のUSB、PictBridge対応の外部機器接続用USB、無線/有線LAN、赤外線、メモリカードスロット(CF、MS、SD)を備えている。上下2段の給紙トレイ+背面手差しの3Way給紙機構を内蔵し、自動両面印刷、光ディスクレーベル印刷も行える。本体サイズは479(幅)×356(奥行き)×148(高さ)ミリ。

tm_1408epson_mfp_03.jpg ADFとFAX機能を搭載するハイスペックモデル「EP-907F」

 EP-907Fはシリーズ中で唯一、ADFとFAX機能を搭載するハイスペックモデル(ただし、A3非対応)。「EP-906F」の後継機となる。実売価格は4万円台半ば。プリンタ部はインクが6色染料の独立タイプ、解像度が5760×1440dpi、最小インク滴が1.5ピコリットル。印刷速度はL判写真印刷で約14秒だ。解像度4800dpiのCISスキャナを搭載する。

 操作パネルの液晶モニタ、インタフェース、メモリカードスロットの仕様はEP-977A3に準ずる。給紙トレイは上下2段式で、A4対応の手差しトレイも含めた3Way給紙、自動両面印刷、光ディスクレーベル印刷の機能も持つ。ADFは30枚のA4用紙をセットできる。本体サイズは390(幅)×339(奥行き)×191(高さ)ミリ。

 EP-807AB/AW/ARは3色展開の主力モデルで、「EP-806AB/AW/AR」の後継機。実売価格は3万円前後の見込み。EP-907Fとプリンタ部や液晶モニタ、インタフェースを共通化しつつ、ADFやFAXの機能を省くことでフラットな薄型ボディとなっている。スキャナの解像度は2400dpiだ。本体サイズは390(幅)×341(奥行き)×141(高さ)ミリ。

tm_1408epson_mfp_04.jpgtm_1408epson_mfp_05.jpg 主力のA4複合機。左が「EP-807AB」(ブラック)、右が「EP-807AW」(ホワイト)

 「EP-776A」の後継機となるEP-777Aは、EP-807AB/AW/ARから一部機能を省いた6色染料A4複合機の下位モデルだ。実売価格は2万円台半ばの見込み。画面サイズを2.5型から2.7型に大画面化し、自動両面印刷機能も備えた。

 有線LAN、赤外線、液晶モニタのタッチパネル機能、前面2段トレイ、背面手差し給紙などの機能は搭載せず、給紙トレイは前面1段、スキャナの解像度は1200dpiだ。L判写真印刷の速度は約17秒となる。本体サイズは390(幅)×341(奥行き)×138(高さ)ミリと、EP-807AB/AW/ARよりわずかに小さい。

 EP-707Aは「EP-706A」の後継機となる6色染料A4複合機のエントリーモデル。実売価格は1万円台後半の見込みだ。EP-777Aから自動両面印刷機能、USB経由でのダイレクトプリント機能、LEDによる操作ガイド機能を省き、液晶モニタを1.44型に変更している。本体サイズは390(幅)×338(奥行き)×163(高さ)ミリ。

tm_1408epson_mfp_06.jpgtm_1408epson_mfp_07.jpg 6色染料A4複合機の下位機種。左が「EP-777A」、右が「EP-707A」

4色顔料のA4複合機は従来と同じ2モデル展開

 PX-437Aは「PX-436A」の後継で、普通紙印刷での耐水性が高い顔料4色独立インクを採用したA4複合機。実売価格は1万円台半ば。

 プリンタ部は解像度が5760×1440dpi、最小インク滴が3ピコリットルで、L判写真の印刷速度は約75秒となる。解像度1200dpiのCISスキャナ、1.44型液晶モニタ、無線LAN、メモリカードスロット、A4用紙が100枚給紙できる背面トレイなどを備える。本体サイズは390(幅)×300(奥行き)×145(高さ)ミリ。

 PX-047Aは「PX-046A」後継となる4色顔料のA4複合機エントリーモデルだ。実売価格は1万円台前半の見込み。本体サイズはPX-437Aと同様だが、液晶モニタやメモリカードスロット、Wi-Fi Direct機能などを省いている。L判写真の印刷速度は約105秒だ。背面トレイのA4給紙容量は50枚。

tm_1408epson_mfp_08.jpgtm_1408epson_mfp_09.jpg 4色顔料のA4複合機。左が「PX-437A」、右が「PX-047A」
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