Lenovoは10月9日(現地時間)、英国ロンドンで新製品ローンチイベントを開催した。「Yoga My Way」がテーマになっていることからも分かるように、コンバーチブルPCラインアップ「YOGA」シリーズと2013年に登場した「YOGA Tablet」の製品発表イベントで、ユーザーの利用スタイルにさらなる自由度を与えるべく追加した最新成果を紹介している。
2014年はLenovoにとって大きなマイルストーンになる。IBMのx86サーバ部門の買収が完了してエンタープライズ分野への進出が本格化したほか、まだ手続き継続中ながらMotorola Mobilityの買収により、これまで新興国が中心だったスマートフォンビジネスが主に北米と南米へと広がることが見込まれるなど、ビジネス的に大きな飛躍となる転換点となるだろう。
コンシューマーの分野でも、ライフスタイルに密着した継続的な新製品開発により、PC分野だけでなく、スマートフォンからタブレットまでスマートデバイス全般をカバーした企業へ変貌していく過程にある。
そうしたLenovoがロンドンの発表会でまず紹介したのが「YOGA 3 Pro」だ。Windows 8とともに登場したYOGAシリーズはこれで3代目となるが、YOGA 3 Proでは本体をリニューアルした。ヒンジでは、従来の2カ所固定から6カ所固定となり、本体の端から端まで全体をカバーしている。デザイン的に外見が腕時計の金属ベルトのようになって強度が上がったほか、自然な形で変形が可能になった。
Lenovo PC部門のマーケティング&デザイン担当バイスプレジデントのDilip Bhatia氏が特に訴求するのが「Harmony」というユーザーごとに異なる利用スタイルに応じて学習を重ねて自動的にカスタマイズできる管理ソフトウェアと、「テント」モードを利用したコンテンツ閲覧だ。本格的なノートPCとして利用できる一方で、コンテンツ消費型のタブレットとしてもその能力を発揮できるように強化している。
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