Chromebook 11のベンチマークテストは、Webブラウザベースのテストをいくつか実行した。比較対象としては、Windowsマシンでエントリークラスとなる8型タブレット(Atom Z3740、2Gバイトメモリ、64GバイトSSD、Intel HD Graphics、32ビット版Windows 8.1)のスコアも併記している。
JavaScriptのテストとしてOctane 2.0およびSunspider 1.0.2、HTML5のテストとしてWebXPRT 2013を実行したところ、いずれも8型Windowsタブレットの2倍近いスコアをマークした。軽快なWebブラウズのパフォーマンスが数字でも裏付けられている。
バッテリー駆動時間のテストは、液晶ディスプレイの輝度と音量を約半分に設定し、Wi-Fi(IEEE802.11a)でネットにつないで、YouTubeのプレイリスト約30分(480pのクリップ数本で構成)をリピート再生させて行った。
テスト結果は、約8時間経過した後のバッテリー残量が約12%で、同じペースで最後まで使い切るとすると約9時間と少し動作できることになる。公称値の約10時間よりは少し短いが、モバイルデバイスとして十分な駆動時間だろう。
テスト中の室温は約21度と低めだったが、動作中の騒音や発熱は及第点と言える。HaswellベースのCPUを搭載することから、ファンレス設計ではないが、高めの負荷をかけても大きな音がすることはなく、ファンノイズは抑えられていた。ファンが回っていても、意識していれば回転音が分かるというレベルだ。
しかし、システムへの負荷状況にかかわらず、ファンが少しだけ回っては止まるという挙動がしばしばあり、静かな部屋で使っていた際には少し気になった。
ボディの発熱については、底部やや奥より中央部にかけてが中心だが、手で触れて温かいとも感じないくらいのレベルだった。
※輝度半分+音量半分+Bluetoothオフ。YouTubeで480pのクリップ数本で構成した約30分のプレイリストをリピート再生。満充電の状態から8時間経過後のバッテリー駆動時間を確認
※アイドル、低負荷(YouTube再生)、高負荷(WebXPRT 2013実行)の3段階で計測
※WebXPRT 2013を連続実行した状態で計測
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