登場時から勢いよく売れているのは、シーゲイトの3.5インチSATA HDD「Archive HDD ST8000AS0002」だ。容量は8Tバイトで、価格は3万7000円弱から3万8000円弱となる。先行で出回っているHGST製の8TバイトHDD「HUH728080ALE600」(8万円弱)の半値に近い価格だ。
Archive HDDは従来より面密度を高めたシングル磁気記録(SMR)を採用したシリーズで、1プラッタあたりの記録容量は1.33Tバイトとなる。エンタープライズ向けの技術を踏襲しつつ、価格を抑えているのが特徴だ。
入荷したオリオスペックは「これだけの価格だと売れる勢いがすごいですね。個人の方にも法人の方にも売れています。そのうえ初回からわりと潤沢に入荷しているので、これだけ売れてもまだ在庫の心配はない状況です」という。
SSDの注目度の高い新製品が多かった。クルーシャルから登場したのは、BX100の上位シリーズとなる「MX200」だ。初回に出回っているラインアップは、2.5インチSATA型が1Tバイトと500Gバイト、250Gバイトで、mSATA型は500Gバイトと250Gバイト、M.2(Type 2280)型が250Gバイトとなる。価格は順に1Tバイトモデルが6万円強。タイプに拘わらず500Gバイトが3万2000円前後、250Gバイトが1万8000円前後。
入荷した某ショップは「しばらくは特価がすごいM550シリーズの陰に隠れるでしょうが、価格が落ち着いて売りの高耐久ぶりが評価されれば定番になり得ると思いますよ」と話していた。
また、PCIe型のSSDもプレクスターから新シリーズが投入されている。「M6e Black Edition」で、ラインアップは1Tバイトと512Gバイト、256Gバイトとなる。価格は6万3000円弱と3万5000円弱、2万円強。PCIe 2.0 x2接続のモデルで、すでに出回っている標準モデル「M6e」の仕様を踏襲しながら、ヒートシンクを追加するといった強化がなされている。パソコンショップ・アークは「場合によってコントローラーなどが熱を持つので、それが不安だという人にお薦めです」と語る。
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