PCケースの新製品も大物が多かった。Antecから登場したのは、E-ATXマザーまで対応できるフルタワーケース「P380」だ。価格は3万6000円弱となる。4ミリ厚のアルミニウムパネルとポリカーボネートの2層構造をした剛性の高いプレートでフロントからトップにかけて覆い、透明アクリルパネルのある左側面パネルにも遮音素材をあしらうほか、トップには120ミリ×3連の水冷ラジエーターが置けるスペースを用意するなど、静音性と冷却性にこだわった作りになっている。
入荷したTSUKUMO eX.は「HDDベイを外せば最大465ミリのカードが挿せるなど、拡張性もとても高いです。相当気合いを入れて作っているのが伝わるので、是非実物を見に来てください」とプッシュしていた。
LIAN-LIからは、1枚の強化ガラスを左側面パネルとするディスプレイ性に優れたケース「PC-O」シリーズが4モデルデビューしている。Mini-ITX向けの「PC-O5」と「PC-O5S」、Micro-ATX向けの「PC-O6S」、ATX向けの「PC-O7S」で、PC-O5は幅133ミリ、それ以外の末尾Sのモデルは幅148ミリとなっており、いずれもスリムタワーの形状となっている。価格は順に6万3000円弱と5万7000円前後、4万9000円前後、4万3000円前後だ。
いずれもマザーボードを上部に置き、ライザーカードによって、拡張カードを底部に配置する構造で、左側面を見るとマザーボードや電源ユニット、拡張カードが“正面”を向いて並ぶようになっている。
入荷したオリオスペックは「稼働中の拡張カードを美しく魅せるケースというのはなかなかないので、展示用に需要がありそうな気がしますね。なかなか値が張るので、簡単には手は出せないと思いますけど」と話していた。
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