新デザインケース採用の「GALLERIA ST」でコンパクトゲーミングPCの本気を知るGALLERIAの新デザインケースをチェック(1/3 ページ)

» 2015年03月12日 09時30分 公開
[長畑利博,ITmedia]
ココが「○」
・横置きできるコンパクトボディ
・フルサイズ拡張カード搭載可
・価格もそれほど高くない
ココが「×」
・パーツ交換は難しい
・爆音ではないが静かでもない

ゲームに必要な高性能をコンパクトなボディに

 PCのゲーミング性能を追求するのであれば、ボディはできる限り大きいのがよい。とはいえ、ワンルームや買いすぎたモノで足の踏み場もない家では、できるだけ場所を取らないPCが欲しい。一方、コンパクトなPCはミニタワータイプのPCと比べて高価だし、何よりパーツ交換によるアップグレードの余地がほとんどない……、ドスパラの「GALLERIA Sシリーズ」は、こうした問題を解決してくれるコンパクト、かつ、高性能のゲーミングPCだ。

 本製品の最大の特徴は新開発のコンパクトなボディにある。サイズは、105(幅)×350(奥行き)×382(高さ)ミリ。基本は縦置きとなっているが、付属のインシュレータを取り付けると横置きもできるので、リビングPC的な運用も可能だ。

新開発のオリジナルPCケースを採用したコンパクトで高性能なゲーミングPC「GALLERIA S」シリーズ

 こうした小型化が可能となった理由は、新設計PCケースの採用だ。このPCケースはMini-ITXに対応したスリムケースで、光学ドライブもノートPCなどで使用する薄型タイプを組み込んでいる。それでいながら、全長33センチまでのグラフィックスカードを取り付け可能なスペースを確保している。

 コンパクトなPCケースで問題となる内部のエアフローも、12センチ径の大型ファンを3基まで取り付け可能だ。電源ユニットには、SFXサイズながら600ワットという大容量のSilverStone製「SST-SX600-G」を搭載する。大容量電源ユニットの採用で、ゲーミングPCで必須のハイスペックパーツの運用が可能になった。

 拡張性では、フロントベイこそないものの、ストレージ用のシャドウベイは3.5インチが1基、2.5インチが3基と数をそろえている。GALLERIA Sシリーズには、CPUがCore i5-4590(3.3GHz/最大3.7GHz、4コア4スレッド、3次キャッシュメモリ6Mバイト)でGPUがGeForce GTX 750の「GALLERIA SS」、CPUがCore i7-4790(3.6GHz/最大4GHz、4コア8スレッド、3次キャッシュメモリ8Mバイト)でGPUがGeForce GTX 960搭載の「ST」、そして、CPUがCore i7-4790でGPUにGeForce GTX 970を搭載した3D描写能力の高い「SF」、CPUがCore i7-4790でGPUにGeForce GTX 980を搭載する最上位モデルの「SG」をベースモデルとして用意する。SSのみCPUがCore i5-4590となっており、残りのモデルはCPUにCore i7-4790を採用。グラフィックスカードについては全機種異なっている。

5インチベイがないため、フロントパネルは非常にシンプルだ。評価機材では、メディアカードリーダのほかに、光学ドライブとしスリムタイプのDVDスーパーマルチタイプを搭載していた。ドライブカバーも本体のデザインに合わせたものに変更している。このほか、ヘッドフォン端子と2基のUSB 3.0を用意する(写真=左)。背面のインタフェース。グラフィクスカードを組み込んでいるので、マザーボードで用意した画像出力インタフェースはカバーをして保護している。マザーボードで用意した無線LANモジュール用のアンテナ端子もカバーをかぶせているが、付属のアンテナを取り付けるときに外して使うようになる(写真=右)

左側面と右側面。サイドパネルは右側面が外れて内部にアクセスできる。グラフィックスカードはライザーカードで誘導してマザーボードの裏側に搭載する

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