いつも通り各種ベンチマークテストで性能をチェックしてみよう。試用機の仕様について再度記載しておくと、CPUはCore i7-4790、システムメモリは8Gバイト(4Gバイト×2)、グラフィックスカードのGPUはGeForce GTX 960(2Gバイト)、データストレージは2TバイトHDD(WD20EZRX)、OSが64ビット版 Windows 8.1 Updateとなる。
3Dデータのレンタリング処理を行うことにより、PCのCPU性能を測るCINEBENCH R15の結果では、最大4GHzで動作するCore i7-4790を搭載していることもあり、732(cb)と高い値を出している。
システムの総合性能を見るPCMark 8の結果は、Homeが3958、Creativeが3927、Workが3269、Storageが2582だ。HDDだけを積む試用機では、ストレージ性能が足を引っ張ってはいるものの、それ以外のテスト結果は良好だ。ストレージ性能についてCrystalDiskMark 3.0.3bで計測した結果は、シーケンシャルリード148.9Mバイト/秒、シーケンシャルライトが141.1Mバイト/秒であった。3.5インチHDDとしては平均的な性能だ。
なお、3月12日時点でドスパラはGALLERIA Lounge オープン記念セールでGALLRIA STの購入時に120GバイトSSDプレゼントキャンペーンを行っている。このSSD搭載構成ならば性能不足を感じる場面はまずないだろう。
グラフィックス性能を測定する3DMarkの結果は、Fire Strikeが6411、Sky Diverが191102、Cloud Gateが20211、Ice Stormが150059となった。Maxwellアーキテクチャを採用した最新ミドルレンジGPUということもあり、高い値を出している。GeForce GTX 960は、電力効率を重視したモデルゆえ、ベンチマークテストで高負荷をかけても、クーラーファンから発する動作音は極端に大きくならない。BTOで上位のGPUも選べるが、ボディサイズを考えると評価機のGeForce GTX 960はいい選択といえる。
ゲームタイトルを用いたベンチマークテストとしてファイナルファンタジーXIV「新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」の計測結果では、負荷の高い設定の解像度1920×1200ピクセルでもスコアが8898の「非常に快適」だった。
小型PCで気になる動作音は、本体から10センチ離した距離で測定した範囲で最高41.5dB(A)だった。タワーPCと比べると動作音は目立つが、高スペックなゲーミングノートPCの高負荷状態より目立たない。また、高負荷をかけても極端に動作音が変わらないため、うるさいと感じる場面は少ない。
ベンチマークテスト結果が示すように、このコンパクトサイズのボディでCore i7-4790とGeForce GTX 960を搭載したパフォーマンスがGALLERIA STシリーズ最大の価値といえる。デザインもよく、リビングにおいて違和感はない。
BTOで仕様変更するのであれば、システムメモリを最初から増やしておきたい。タワーケースと異なり自力での増設は難しい。標準の8Gバイトでも通常使用には困らないが、負荷の高いゲームや複数のアプリケーションを同時に多用するならできるだけ増やしておきたい。また、3月12日時点で120GバイトのSSDが無料で付属するキャンペーンを実施中だ。ストレージの性能向上は体感でもすぐに分る。購入するタイミングとしては、まさに今がベストといえるだろう。
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