ゼロから分かる初めての仮想環境――ASUSTOR NASで仮想ストレージを構築する仕事で使うNAS 第6回(5/6 ページ)

» 2015年06月23日 11時50分 公開
[瓜生聖ITmedia]

データストアの登録

 再びVMware vSphere Clientの画面に戻る。ライセンスキーを登録したときと同じ「構成」タブのハードウェアグループに「ストレージアダプタ」があるので、これをクリックする。ストレージアダプタにはIDEコントローラややSATAコントローラが表示されているので、ここにiSCSI(イニシエータ)を追加する。

 「追加...」をクリックし、ダイアログの「ソフトウェアiSCSIアダプタの追加」にチェックを入れて「OK」をクリックするとソフトウェアiSCSIアダプタが追加される。これがVMware vSphere HypervisorのiSCSIイニシエータになる。

iSCSIターゲットを追加する前にiSCSIイニシエータを追加する。構成タブからハードウェアグループにあるストレージアダプタをクリック

ストレージアダプタはIDEコントローラやSATAコントローラなど。ここにiSCSIイニシエータを追加する

ソフトウェアiSCSIにチェックを入れてOKをクリック

ストレージアダプタはあくまでストレージに接続するためのアダプタに過ぎない。そのため、アダプタを追加されたあとにそのアダプタに接続されるストレージを設定する

iSCSIストレージアダプタが追加された

 ストレージアダプタが追加されたら次にストレージとしてiSCSIターゲットを追加する。

ストレージアダプタから「iSCSI Software Adapter」を選択、プロパティを開く。CHAP認証を設定している場合は全般タブの「CHAP...」をクリック

ASUSTOR NASでの設定と同様にCHAP認証を設定

動的検出タブを開き、iSCSIサーバを追加する

ASUSTOR NASのIPアドレスを入力

変更後、再スキャンを行う

再度プロパティを開き、「静的検出」にASUSTOR NASで設定したiSCSIターゲットのIQNが表示されたことを確認する

ストレージから追加をクリック

「ディスク/LUN」にチェックを入れて次へ

ASUSTOR NASのiSCSIターゲットを選択して次へ

HDDは未フォーマットの状態。そのまま次へ

データストア名を付ける

使用可能な最大領域を設定して次へ

内容を確認して終了

iSCSIターゲットがデータストアとして登録された

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