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» 2015年09月28日 10時21分 UPDATE

85年前に作った秋葉原の船着場って使えるの?:羽田から船に乗ってアキバについた話 (1/2)

“うんううう”のトラベル“んんっん”ではないのに、なぜか船旅記事。しかし、そこはPC USERだからして、ご招待ではなく自腹でリポートするのであった。

[小林哲雄,ITmedia]

アキバに船で行けると聞いたら乗るしかないでしょ

 秋葉原といえば、万世橋越しに眺める電気街というカットを何度も見たことがあるだろう。その万世橋には色々と秘密の施設がある(今は使っていないだけだが)。例えば、肉の万世のそばに公衆便所があるが、その公衆便所は下に降りる階段をふさいでいる。その反対側にも階段で降りることができるが、そこが万世橋たもとの船着き場(昭和5年竣工)だという。できたのはなんど、昭和5年。西暦でいうと1930年。皇紀でいうと2590年。この年に正式採用した軍用機は“九〇式”というと、なんとなく時代が分かるかもしれない。

 国土交通省が、羽田空港と都心を結ぶ水運の可能性を検証するために羽田空港船着場〜秋葉原(万世橋)の運航を試行的に行う社会実験を発表したのが8月25日だ。永らく利用していなかった、この船着場を社会実験として復活して船で羽田空港から秋葉原に行けるというネタならば、PC USER編集部にいる“あの人”の出番だ!

筆者 秋葉原と羽田空港を結ぶ船便が始まるそうですよ。ネタとしてはありでは?

あの人 ネタとしてありだからお前が乗れ

筆者 ようそろー!

 有無をいわせぬ無理振りを了承して予約しようと思ったら意外と埋まっている。ネタを持ちかけた時点で秋葉原出港の初日便は満席。二日目便も決済できず。しかし、羽田空港から秋葉原に向かう便は満席でも、途中乗降可能な品川まで、または、品川からの羽田空港に向かう便はまだ初日でも残席アリということでなんとか予約できた。

 秋葉原の船着き場で現在も利用可能なのは万世橋交差点の南東(トゥモロービルの脇)にある。下調べのために現地に赴いてみると、ガードレールがかなり劣化しているのが分かる。

 ここからさらに降りるのかと思っていたが後日撮影しに行くと………、あれ? ガードレールが新しくなって、さらに一部カットしてチェーンが張ってある。後で聞いたところ「以前、使ったときはガードレールを外していたが、今回のために直した」そうだ。

 これは、関係者向け試乗会を9日に予定していたが当日台風が来て15日に延期。そのときのニュース映像を見ると階段で乗降させていたようだ。一方、羽田空港の船着場はガッチリした作りのようだ(普段は閉まっているので入れない)。

kn_akbcrs_01.jpgkn_akbcrs_02.jpg まずは事前調査。お江戸日本橋のたもとにはこのように割とよくできた船着場があり、定期便も出ている(写真=左)。一方、万世橋の船着場の「肉の万世」側。上に千代田区の公衆便所を設置したおかげで入れない。将来船着場の需要が増えて、千代田区が移設すれば復活するかも(写真=右)

kn_akbcrs_03.jpgkn_akbcrs_04.jpg こちらがトゥモロービル側。分かりやすくいうとパチンコ屋BIG APPLEのそば。8月に撮影したときは劣化してサビも浮いているガードレールだった(写真=左)。船着場入口。秋葉原に通い始めて40年たつが、ここが開いている現場を見たことなし。単に気にしていなかっただけかもしれないが(写真=右)

kn_akbcrs_05.jpgkn_akbcrs_06.jpg 9月13日に訪れると、アレレ? ガードレールが新しくなって、チェーンで入りやすくなっている。つまり、ここから乗る………。でも。どうやって(写真=左)? コンクリートのベースを新しく増やしており、さらに何かを繋ぐためのアンカーも新設したことが分かる(写真=右)

kn_akbcrs_07.jpgkn_akbcrs_08.jpg こちらは今回のクルーズでの中間地点となる品川。正確には天王洲アイルにある天王洲ヤマツピア。運航を担当するジールの自社浮き桟橋らしい(写真=左)。羽田空港船着場への待ち合わせになるのが、国際線駐車場に行く途中のココ(写真=右)

kn_akbcrs_09.jpgkn_akbcrs_10.jpg それなりに立派な待合室付の羽田空港船着場。ただ、撮影した日は運航がないので入れない(写真=左)。入口ゲート。左の門が閉まっているので数十メートル手前でシャットアウト。運航は掲示を見る限り一週間に一回しかない(横浜とお台場行)(写真=右)

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