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» 2015年10月06日 19時30分 UPDATE

鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:いよいよ今晩発表! 「Windows 10 Mobile」搭載スマホは何が出てくる? (1/3)

10月6日午後11時(日本時間)に米ニューヨークで開催されるMicrosoftの「Windows 10搭載デバイス」発表会。同社は3つのスマートフォンカテゴリに3モデルのLumia新製品を投入するようだ。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

10月6日で発表されるLumiaスマートフォンは3製品か

 米Microsoftは10月6日(米東海岸時間:EDT)、「Windows 10搭載デバイス」の発表会を開催する。現地時間で午前10時、日本では同日午後11時にイベントが始まる予定だ。日本でもインターネットのライブ配信を視聴できるので、興味のある方は公式サイトにアクセスしてみてほしい。

 筆者は過去の記事において、今回のイベントで「Surface Pro 4」「Lumia 950」「Lumia 950XL」「Microsoft Band 2」の4製品が発表される可能性が高いとしていたが、どうやら少し変更がありそうだ。

 その後、Lumiaブランドのスマートフォン製品は2種類ではなく「3種類」であるというリーク情報が出てきた。ハイエンドのLumia 950/950XLに加えて、バリューセグメントにあたる「Lumia 550」を合わせた3製品というのだ。

Windows 10 Mobile いよいよ「Windows 10 Mobile」搭載スマートフォンが発表される。ハイエンドの「Lumia 950/950XL」だけでなく、下位モデルの「Lumia 550」も発表されるというリーク情報が入ってきた ※写真はLumia現行モデルにWindows 10 Mobileを搭載したイメージ画像

 Windows動向に詳しいジャーナリストのポール・サーロット氏によれば、南米のNokiaファン向けFacebookグループページ「Nokia Forever Latinoamerica」にリーク画像としてLumia 550の情報が掲載されていたとのことだが、現在はページごと削除されている。

 リーク画像は10月6日に発表されるとみられる新製品のプレゼンテーション資料で、全てスペイン語ベースの記述となっていた。既に広くウワサになっているLumia 950/950XLのほか、今回新たにLumia 550という製品の名前が登場している。

 さらに「Microsoft Display Dock」という周辺機器が用意され、Lumia 950/950XLはこのドックを介して外部ディスプレイやキーボード/マウスの接続が可能になり、デスクトップPC的な使い方、いわゆる「Continuum for Phones」が利用できるという。

 Lumia 950とLumia 950XLは、それぞれ「Cityman」「Talkman」という開発コード名で呼ばれており、リーク情報での詳細なスペックはWindows Centralなどのメディアで紹介されている。

 現行のフラッグシップモデルは「Lumia 930/935」なので、本来であれば「Lumia 940/940 XL」という製品名が順当だろう。ただ、Microsoftはミドルレンジにあたる600番台の製品で「Lumia 640/640XL」を発表済みで(搭載OSはWindows Phone 8.1)、「Windows Phone 8.1とは異なる世代のデバイス」ということを示すため、あえて「950」の型番を選ぶ可能性がある、というのが複数の関係者間での推測だ。

Lumia 640/640 XL 現行のミドルレンジモデル「Lumia 640/640 XL」を手に取ったところ。イベントでの発表が噂される「Lumia 950」はこれより幾分かサイズが大きくなるようだ

 Windows Centralでのリーク情報によれば、ディスプレイサイズは950と950XLでそれぞれ5.2型/5.7型となっており、Lumia 950の5.2型はLumia 640の5型よりやや大きい。画面解像度もLumia 640/640XLではHD(1280×720ピクセル)だったものが、950/950XLではWQHD(2560×1440ピクセル)まで高精細化しており、ハイエンドにふさわしいスペックと言える。

 プロセッサはそれぞれSnapdragon 808と同810で、メモリは3Gバイトを搭載する。注目は無線充電「Qi」対応のフリップカバーとUSB Type-Cポートの搭載で、もし実際に同製品が発表されることになれば、Windows Phoneシリーズとしては初のUSB Type-C搭載端末となる。

 これにより、例えば「Continuum機能を用いて、USBポート経由で外部デバイスに接続して操作しながら充電も行う」といった、既存のUSB Micro-A/Bポートでは実現できない仕組みが利用可能だ。

 Lumia 550は型番から分かる通り、Lumiaシリーズとしてはローエンド(のやや上位版)にあたる。ディスプレイサイズは5型で、1GHz駆動のクアッドコアSnapdragonプロセッサ(Snapdragon 210シリーズとみられる)、1Gバイトのメモリ、500万画素のメインカメラ/200万画素のインカメラを搭載する。画面サイズの関係もあり1905mAhと若干大きめのバッテリーも備えている。

 前回紹介した通り、MicrosoftはWindows 10 Mobile搭載スマートフォンのデザインガイドを公開しており、ディスプレイサイズやターゲットとするユーザー層に合わせて、「Value Phone」「Premium Phone」「Premium Phone」という3つのカテゴリで区別している。

Windows 10 Mobile Microsoftが公開した「スマートフォン」のデザインガイドライン

 Lumia 550はValue Phoneのカテゴリに入る製品だ。Lumia 950がPremium Phone、Lumia 950XLがValue Phabletに位置付けられるとすれば(スペック的にはPremium Phabletだが……)、Microsoftがスマートフォンで定義する3つのカテゴリを、Windows 10 MobileプリインストールのLumia新製品で一気にカバーしてくることになる。

 米Microsoftのサティア・ナデラCEOは、7月に発表したリストラ計画の中でスマートフォン製品のラインアップを絞り、「ビジネス」「バリュー」「フラッグシップ」の3つのカテゴリに注力すると説明していた。

 Bloombergの報道によれば、各カテゴリに対してリリースされるのは年間1〜2製品とのことで、カテゴリに関して多少のニュアンスの違いこそあれど、Lumiaの3製品にはそうした意味合いが込められていると考えられる。

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