「Surface Book」発表――13.5型ディスプレイ+GeForce搭載の新2in1ノートMacBook Proの2倍の性能

» 2015年10月07日 00時24分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 Microsoftは10月6日((米東海岸時間:EDT)、新デザインの13.5型ノートPC「Surface Book」を発表した。

「Surface Book」登場

 CPUに第6世代Coreを採用し、ディスプレイ部とキーボードを分離できる2in1タイプのノートPC。

 ボディはマグネシウム合金を採用。10点マルチタッチ対応の液晶ディスプレイは13.5型(3000×2000ピクセル/267ppi)で、同時発表の「Surface Pro 4」(12.3型)より一回り大きい。タブレット側(ディスプレイ側)に第6世代Core(開発コード名:Skylake)、最大16Gバイトメモリ、最大1TバイトのSSDを内蔵し、キーボード側に外部GPUのNVIDIA GeForce(GDDR5メモリ搭載)を配置した独特の内部設計を採用している。

 本体重量は約1516グラムでキーボードを外すと約728グラム。タブレット部はCore i7搭載PCとして最薄最軽量という。また、合体時は13インチMacBook Pro Retinaと比較して2倍の性能をうたう。なお、放熱のためのスリットはタブレット(ディスプレイ)側とキーボード側の両方にある。

タブレット本体側にCPUの第6世代Core i7を内蔵。画像を見ると、薄型軽量ノートPCで採用例が多いeDRAM非搭載のUプロセッサ(Skylake-U)のようだ

キーボード側には、外部GPUとしてNVIDIAのGeForceを搭載。GDDR5のグラフィックスメモリも備えている。当然ながら、キーボード装着時のみGeForceは利用可能だ

キーボード装着時は外部GPUの採用もあって、性能が13インチMacBook Pro Retinaの2倍であるとアピール

液晶ディスプレイは13.5型で画素密度は267ppi。13インチMacBook Pro Retina(227ppi)より高精細だ

 キーボードは全キー下にバックライトを内蔵。タッチパッドはガラス製で、5点マルチタッチに対応する。独自のヒンジ機構「Dynamic Fulcrum Hinge」によりクラムシェルタイプのノートPCとして使えるほか、ロック(Muscle Wire Lock)を外せばディスプレイ部が外れ、タブレットとして利用できる。左側面にSDメモリーカードスロットと2基のUSB 3.0を搭載。このほかMini DisplayPortも備える。ワイヤレス機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LANとBluetooth 4.0。液晶ディスプレイ部の前面に500万画素、背面に800万画素カメラを内蔵する。バッテリー駆動時間は動画再生時で約12時間だ。

すべてのキー下にバックライトを内蔵。タイピング音が静かなのも特徴

アコーディオンを連想させる独特のヒンジ機構

ディスプレイ部は着脱可能

左側面のインタフェース

 なお、米国では10月7日に予約を受け付け、10月26日に発売する。価格は1499米ドルだ。日本での発売や価格は未定。

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