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» 2016年03月25日 06時00分 UPDATE

予算1万円で300グラムのモバイルiPad Retinaディスプレイを作ってみた (1/3)

モバイル液晶ディスプレイ好きの皆さん、お集まりください。

[田中宏昌,ITmedia]

まずは必要なパーツを集めよう

 もはや日々の生活に欠かせない“きほんアイテム”となった液晶ディスプレイですが、大きさや解像度など用途に応じてさまざまな製品が販売されています。4Kディスプレイも価格がこなれてきましたが、取り回しがいい小型で高解像度の外付け液晶ディスプレイは市場にありそうで、なかなか見当たらないのが現状です。

 ないのならば自分で用意しよう!! というわけで、今回は比較的安価で高解像度、しかも持ち運びができるお手軽液晶ディスプレイを作ってみましょう。取り回しがいいセカンドディスプレイとしてもお勧めです。実は数年前からさまざまな有志によって行われてきた、iPad用の液晶パネルを使った自作液晶ディスプレイ。それにしても、264ppi(pixels per inch:1インチあたりのピクセル数)の液晶ディスプレイを1万円以下で手に入れられるようになるとは、いい時代になりましたね。

用意するパーツ一式

 液晶パネル(第3世代以降のiPad液晶)

 コントローラー基板

 ケース(液晶ディスプレイのガワ)

 M3ネジとナット、六角スペーサー、ワッシャー

 DisplayPortケーブル

 ディスプレイスタンド

 USBケーブル(給電用/Mini USB)

 USB-ACアダプタ(要出力1.5アンペア)

 モバイルバッテリー(要出力1.5アンペア)


 上記のパーツが手元にあれば準備完了です。もしPCから給電するのであればUSB-ACアダプターは不要ですし、ディスプレイを持ち運ばないのであればモバイルバッテリーもいりません。

iPad液晶パネル自作 iPad用の液晶パネルを使った自作ディスプレイとiPhone 6sとのサイズ比較

最も安くて高解像度な液晶パネルをどこで手に入れる!?

 とはいえ、いきなり「液晶パネル」といわれても途方に暮れてしまいますが、お題にある安くて小型で高解像度を全て満たすという意味では、世界各地で販売されていて流通量も多いiPadの液晶パネルにかなうものはないでしょう。

 ここでは、Retinaディスプレイを採用した第3世代以降のiPad液晶パネル(9.7型で2048×1536ピクセル)を探してみました。型番の「LP097QX1」「LTN097QL01」を頼りに、国内外の通販サイトやオークションサイトを回ったところ、結局、即日配達で一番安価だったAmazonでの購入となりました。

液晶パネル 筆者の手元に届いたiPad液晶パネル。Samsung製で型番は「LTL097QL01」、購入時の価格は4800円(送料/税込み)でした。交換用パーツのためか、オープナーや精密ドライバーも付属していました。液晶パネルは重量が約132グラムと軽いうえに、厚さも2ミリ程度しかないので取り扱いは十分に注意しましょう

iPad用だけでなくiPad mini用も用意されているコントローラー基板

 続いては、コントローラー基板です。液晶パネルのインタフェースはeDP(Embedded DisplayPort)というもので、これをDisplayPortに変換するために使います。こちらもWebで手配しました。「AbuseMark」にある「2048x1536 LCD to DisplayPort Adapter」がそれで、お代は3920円(送料420円/税込み)ポッキリでした。

 ちなみに当サイトでは、コントローラー基板と液晶パネルのセットモデルが用意されているほか、よりコンパクトなiPad mini用の「iPad Mini Retina 2048x1536 7.9" LCD to Mini DisplayPort Adapter」も販売中です。

コントローラー基板 AbuseMark コントローラー基板とiPhone 6sを比べてみました。PayPal支払いで注文から3日後にヤマト運輸のメール便で到着しました。ストアのページは英語ですが、発送は熊本からで国内発送の場合は住所を日本語で記入してくださいとの注記があります

液晶パネルのガワはどうする?

 悩みどころは、液晶パネルを固定するケース、つまりガワです。すでにアクリル板を使った専用ケースが販売されていたり、レーザー加工機用のデータが公開されていたりします。見た目も良く、比較的頑丈なので持ち運びにも適していますが、価格がどうしても1万円以上かかってしまいます。また、100均ショップなどで売られているA4サイズのフォトフレームを流用する手もありますが、パネルサイズに合わせるための工作がやや面倒なのが難点です。

 こちらも先輩の言い伝えに従い、あまり手がかからず、しかもお手頃価格な木製パズルフレーム「ジグソーパズルプチ2」(やのまん)を選びました。

ジグソーパズルプチ2専用 やのまん 本来はジグソーパズル用のフレーム(16.5×21.5センチ)で、カラーは複数から選べます。今回は落ち着いた色のディープブルーを選択しました。価格は税込み864円ですが、こちらもAmazonにて597円で調達しました

 以上で、必要最低限な部材はそろいました。早速、組み立てていきましょう。

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