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» 2016年05月11日 10時00分 UPDATE

ASUSTOR NASで解決! 第2回:もしも漫画家がNASを使ったら――在宅アシスタントさんと効率的にデータをやりとりしたい!(後編) (1/2)

ASUSTOR NASでできることはたくさんあります。その中には、あなたが困っていることを解決してくれるものがあるかもしれません。

[瓜生聖,ITmedia]

 前編では、漫画家の山田胡瓜先生が週刊連載の制作で抱える悩みを解決するためにASUSTOR NASの導入し、外部から仕事場のNASにアクセスする方法を紹介しました。

 胡瓜先生の要件を改めておさらいすると、

  1. 大容量であること
  2. 作業場からの高速アクセスを損なわないこと
  3. どこからでも、いろんな端末からアクセスできること

の3点です。後編では、実際の運用にあたってグループやユーザーごとにアクセス権限を設定し、仕事で安全にデータを扱うための具体的な管理方法を紹介します。

フォルダにアクセス権限を設定して大事なデータを安全に運用する

 さて、実際の運用にあたっては、自分が使うためのフォルダとアシスタントさんが使うためのフォルダを分けておき、自分用フォルダはアシスタントさんは読込みはできるけれども書込みはできないようにしておけば、間違ってアシスタントさんが原稿ファイルを上書きしてしまうなどのような事故を防ぐことができます。

 グループ、ユーザー、共有フォルダはどの順番でも作成、設定することができますが、今回はグループから作成します。

 グループは複数のユーザの権限をまとめて管理するためのものです。アシスタントグループとしてフォルダへのアクセス権限を設定しておけば、新しいアシスタントさんが入ったとき、交代したときなどに設定も簡単で、かつ、設定ミスの予防にもなります。

 グループの追加・設定はアクセスコントロールから行います。「ローカルグループ」から「追加」ボタンを押し、グループ名、グループに属するユーザー、共有フォルダのアクセス権限などを設定します。グループ・ユーザー・共有フォルダのアクセス権は互いに関係するため、この時点で設定できないものはそのままスキップします。

グループの追加は「アクセスコントロール>ローカルグループ」から行う

グループ名と説明を入力。GIDはデフォルトのままでよい

グループに属するユーザーを選択。この時点ではまだユーザーを登録していないのでそのまま「次へ」をクリック

共有フォルダに対するアクセス権の設定。この時点ではまだ原稿用共有フォルダを作成していないのでそのまま「次へ」をクリック

内容を確認して「終了」をクリック

 グループの作成が完了したら、次は共有フォルダを作成しましょう。ここで作成するのは山田胡瓜先生だけが書込みできる共有フォルダ「manuscript」です。アシスタントさんたちは読込みだけができるようにしておきましょう。

 また、アシスタントさん用のフォルダが作られる「User Homes」のフォルダを編集し、「この共有フォルダへのファイルアクセスを無効にする」のチェックを外しておきます。あとはアシスタントさんが入ってくれるのを待ちましょう。早くいい人が見つかることをお祈りしております。

共有フォルダを作成。「ネットワークごみ箱」を有効にしておくと削除したファイルをいったんごみ箱に移動してくれる(Windowsのごみ箱と同様)が、上書きに対しては効果がないので過信は禁物

アクセス権はグループごとに設定する

DAはアクセス拒否(Deny Access)、RWは読み書き(Read/Write)、ROは読込みのみ(Read Only)。自分が属しているadministratorsはRW、アシスタントさんグループはROに設定。usersグループはすべてのユーザーが自動的に登録されるグループ

内容を確認して終了をクリック

同様にアシスタントさんアップロード用のフォルダ「upload」を作成。こちらはアシスタントさんグループをRWに設定

アシスタントさん用のフォルダにアクセス可能にしておく

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