「DAIV-NG7600」のココが「○」 |
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・DT向けCPU+GTX 965Mのパワフル性能 |
・Adobe RGB100%カバーの4K液晶 |
・2基のM.2 SSD含め最大4台のストレージ |
ココが「×」 |
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・カーソルキーがミスタイプしやすい |
マウスコンピューターが2016年から展開を開始したクリエイター/エンジニア向けブランド「DAIV」は、ノートPCとして15.6型または17.3型液晶ディスプレイを搭載する5シリーズをそろえる。いずれもパワフルかつ先進の基本スペックに加えて、広色域液晶ディスプレイや、デザイン/エンジニアリングツールのISV認証を受けたNVIDIA Quadroを採用するなど、クリエイティブ/エンジニアリングの現場のニーズにミートする個性的なラインアップだ。
今回はその中から、デスクトップ向けのクアッドコアCPUとNVIDIA GeForce GTX 965Mを搭載し、4K解像度、そしてAdobe RGB比100%の広色域表示に対応する17.3型モデル「DAIV-NG7600」を入手した。基本スペックの違いで7種類のベースモデルが用意されているが、今回の評価機はSSDとHDDのデュアルストレージを搭載する「DAIV-NG7600M1」相当だ。早速性能や使い勝手をレビューしよう。
17.3型という大きな液晶ディスプレイを搭載するだけに、一般的なノートPCと比べるとボディーはかなり大柄だ。シルエットがシャープなラインで大胆にカットされており、がっしりとしたマッシブなイメージがある。好みは少し分かれるかもしれないが、一般的なノートPCとはひと味違う存在感がある。
具体的なサイズは418(幅)×295.3(奥行き)×40.9(高さ)mm、重量は約3.9kgだ。室内であっても気軽に持ち運べるサイズと重量ではないが、会議やプレゼンテーションの時などに、デスクトップと液晶ディスプレイを別々に持ち出すよりはずっと楽にできるだろう。
最大の特徴といえるのが、17.3型の大画面液晶ディスプレイだ。表示解像度は3840×2160ピクセル(4K-UHD解像度)に対応しており、画素密度は255ppiだ。
大画面だけに離れた位置で見ることもあり、当然ドットが見えるようなことはない。表面はノングレア仕上げのため照明などが映り込みにくい。
印刷、出版業界の標準色域として使われているAdobe RGB比100%の広色域表示に対応する点も特徴だ。i1 Display Proを利用した液晶ディスプレイの測定結果は、色温度が6953K、輝度が385cd/m。色域は、sRGB面積比142.1%(カバー率100%)、AdobeRGB面積比105.3%(カバー率100%)と公称値を裏付ける結果が出た。
キャリブレーション後の補正カーブも大きなクセがなく、素直な色味だ。大画面、高精細、そして広色域。クリエイティブユースにはぴったりの液晶ディスプレイといえるだろう。
キーボード奥のヒンジ部にステレオスピーカー、底部にサブウーファーを内蔵する。音響ソフトウェアにはSoundBlaster X-Fi5が導入されており、SBX Studio Proによる仮想サラウンドや会話強調、低音強調といった多彩な音響効果が利用できる。コンテンツ別のプリセットも用意されており、簡単に良い音質でサウンドが楽しめる。コンテンツを再生してみれば、違いはすぐに実感できる。特に低音の迫力は圧巻で、ノートPCとは思えないパワフルでリッチなサウンドが楽しめる。
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