従来、ゲーミングノートPCで「GTXシリーズを搭載!」といってもモバイル用の「M」が付いたもので、デスクトップ版に比べればスペックがかなり抑えられていた。だが、こいつは違う。NVIDIAが発表したGTX 10シリーズはモバイル版でも「M」が外され、デスクトップ版とほぼ同等の仕様となった。そのGTX 1080を搭載したモデルとして堂々の登場を果たしたのがMSIの「GT73VR Titan Pro」だ。まずはその外観と、「ゲームと連動するキーボード」について見ていくことにしよう。
第三者視点からの顔である背面側を見ると、まず中央のMSIのシンボルマークが目に入る。背面左右に配置された二本の赤く細長いマークと、排気口の周囲を囲む赤いラインが、このPCの大胆な色気を感じさせる。
底面は面積の多くをメッシュとしており、ゲームパフォーマンスを引き出すための冷却性能に最大限気を配っているのがうかがえる。内部には2基の大型ファンがあるが、夏場などは下にノートPCクーラーを敷くことでさらに効率的に冷却を行える。
完全な分解は困難が予想されたため、内部を見るのは底面のカバーを開けるにとどめたが、これだけでも2基の冷却ファン、各パーツへと伸びる10本のヒートパイプ、2.1chのスピーカーなどの姿を確認できた。
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