ゼビウス! ダライアス! スペースハリアー!「あそぶ!ゲーム展 stage2」はアーケード/ファミコン全盛期特集で遊びきれない!レトロゲームの黄金期(4/6 ページ)

» 2016年11月25日 18時20分 公開
[瓜生聖ITmedia]

多人数プレイ型アーケードゲーム

 ファミコンの部屋を抜けると再びアーケードゲームが並んでいる。ここには多人数同時プレイゲームが多く展示されている。

アストロシティ筐体が多いが、ナイトストライカー、ダライアスIIなどの専用筐体もいくつか

 入ってすぐのところにあるのは4人同時プレイが可能なカルテット。残念ながら取材当日は調整中のため試遊不可となっていたが、同じく4人同時プレイ可能な「ガントレット」はしっかり堪能することができた。さすがに4人同時プレイというゲーム自体少ないものの、2人同時プレイはそれなりに数が出ている。

 沙羅曼蛇(サラマンダ)は2人協力プレイが可能なグラディウスの続編。グラディウスシリーズといえばパワーアップカプセルを貯めてパワーアップの内容を自分で選ぶ、カプセルストック制が特徴的な横スクロールゲームだ。

 だが、この沙羅曼蛇および続編の沙羅曼蛇2はパワーアップの内容ごとに異なるアイテムを取ってパワーアップする、アイテム制になっている。さらに1面ごとにスクロール方向が異なるのも沙羅曼蛇の特徴だ。なお、海外仕様版の「LIFE FORCE」およびその日本国内版「ライフフォース」ではカプセルストック制に変更されている。ファミコン用の沙羅曼蛇もカプセルストック制だ。

カルテットは残念ながらお休み中

同じく同時4人プレイ可能なガントレットは元気に稼働中。(C) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

4人用コントローラ。コイン投入口も4つ用意され、いつでもゲームに途中参加できる

ツインビーは2人同時プレイ時に横に手をつないだり、縦に並ぶことで特殊弾を撃つことができる。(C) Konami Digital Entertainment

沙羅曼蛇はグラディウスの続編ながら異色のシリーズ。(C) Konami Digital Entertainment

共通ハードウェアにソフトウェアを入れ替えるシステムとして、データイーストのデコカセットとコナミのバブルシステムが展示されている

データイーストのデコカセットはカセットテープでデータ交換を行う

コナミのバブルシステムは電源投入時に暖機運転を行う独特のもの

 コインエントリーの軽快な音に振り返ると、沙羅曼蛇の前作となったグラディウスが設置されていた。コナミサウンドの特徴である、透明感のある澄んだ音は今でも古くささを感じない一級品だ。

 サウンドにこだわった有名なシューティングゲームとしてはゲームサウンドに没頭できるヘッドフォン端子を搭載し、ベンチシートにボディソニックを内蔵した「ダライアス」シリーズが挙げられる。「ダライアス」シリーズはハーフミラーを利用した継ぎ目のない2ないし3画面モニターで大きなインパクトを与えたシューティングゲームの名作。本展では2画面の「ダライアスII」が試遊できる。もちろん、2人同時プレイ可能だ。

自キャラの巨大さが印象的な源平討魔伝。(C) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

マーブルマッドネスの画面は今見ても綺麗。(C) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

大型トラックボールでボールを転がす、直感的なインタフェース

上と左右に光が流れるナイトストライカーの専用筐体。国内出荷数わずか300余台という貴重なもの。(C) TAITO CORPORATION 1989 ALL RIGHTS RESERVED.

ダライアスIIはハーフミラーを利用した継ぎ目のない2画面モニター仕様。ボディソニック内蔵ベンチシート(いわゆる「尻音響」)と巨大ボスキャラが大迫力。(C) TAITO CORPORATION 1989 ALL RIGHTS RESERVED.

ダライアスの設定資料も展示されている

記事初出時、源平討魔伝の著作権表記に誤りがありました。おわびして訂正いたします

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