次の部屋はゲームセンターならではの大型・体感筐体が並ぶ。
スーパーハングオンはバイク型のコントローラで、車体を傾けて操作する。バイクの形をそのまま再現した大型のライドオンタイプ、小型化したミニライドオンタイプ、ハンドルのみで操作するシットダウンタイプの3タイプがあり、展示されているのはミニライドオンタイプ。
その向いにあるのがアフターバーナーIIとアウトラン。スーパーハングオンがプレイヤー自身が筐体を動かしてコントロールするのに対し、こちらは操作に合わせて座席が動くムービング筐体。駆動部分への負荷が高いこともあり、稼働する状態でプレイできる機会は貴重だと言えよう。そのため、両ゲームともプレイ可能時間帯に制限があるので、出かける際には注意してもらいたい。
また、取材日にはもう1つのセガのムービング筐体である「スペースハリアー デラックス筐体」を試遊することができた。先着15組という条件だったため、開場前から行列ができる人気っぷりだった。
体感・大型筐体の部屋を抜けると家庭用ゲーム機、パソコンの部屋だ。
展示されているのはファミコンの次の世代のコンシューマー機。ゲームボーイ、スーパーファミコン、ネオジオ、PCエンジンが並ぶ。「100メガショック! ネオジオ!」のキャッチフレーズを覚えている人も多いと思うが、ここで言う「100メガ」は「100メガビット」、つまり12.8メガバイトのこと。それでもファミコン時代から比べるとCPUパワー、メモリ、グラフィック、サウンドすべてにおいて大きくスペックアップしているのが分かる。
また、ホビーパソコンとしてMSX2 Panasonic A1、X68000、PC-8801mkIISRが展示されている。稼働しているゲームは小島秀夫監督の第1作である「メタルギア」、コーエー(現コーエーテクモゲームス)の大ヒットシリーズ「信長の野望」、日本ファルコム(現ファルコム)の「イース」と、どれも現在につながる貴重なものになっている。
セーブをしながらじっくり進めていくゲームが多いせいか、この部屋は人は少なめだった。その中でPC-8801mkIISRのFM音源が奏でるイースのBGMが印象的だった。
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