先週のアキバ自作街で目立っていたのは、ZOTACの超小型ベアボーン「ZBOX MAGNUS EN1080」だ。10月下旬に登場した「ZBOX MAGNUS 1070/1060」の上位にあり、ZOTAC創業10周年記念モデルでもある。税込み価格は28万円強。
なお、120GバイトSSDにWindows 10 Home(64bit)をプリインストールした完成体モデル「ZOTAC ZBOX MAGNUS EN1080 Windows 10 Home」も同時発売している。こちらは税込み31万円強だ。
幅と奥行きは下位シリーズと変わらないが、冷水冷キットを採用した関係で高さは2倍強になっており、203(幅)×225(奥行き)×128(高さ)mmと電源ユニットに近い形状になっている。内部にはGeForce GTX 1080のほか、Core i7-6700やIEEE802.11ac+Bluetooth 4.2アダプタなどがあり、DDR4 SO-DIMMスロット2基とM.2(PCIe x4)スロット1基、2.5インチSATAドライベイが並ぶ。背面にはHDMIとDPポートが2基ずつ配置され、フロントにもVRヘッドマウント向けのHDMI端子がある。最大4系統の映像出力が可能だ。
完成体の「〜Windows 10 Home」はM.2スロットに120GB SSDが挿してあり、8GB メモリと1TB HDDを搭載している。
大量の在庫を抱えにくいタイプの製品なうえ、10月下旬から登場がウサワされていただけあって、初回はいくつかの店舗で売り切れがみられた。TSUKUMO eX.は「待っていた方に即注文されました」と語る。
下位モデルと同じく、コンパクトな本格VRマシンを求める人に支持されていると見られているが、パソコンSHOPアークは「ここまでの仕様だと、単に小型で最強のハイスペックマシンを求める人まで範囲が広がりそうです。ニッチのなかで汎用性が出てくる、みたいな」と話していた。
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