1月6日、「Kaby Lake-S」ことIntelのメインストリーム向け第7世代CPUが一斉に発売された。登場したのは以下のモデル。全体的にグラフィックス性能が向上し、DDR4メモリの対応速度が上がりDDR4-2400までサポートするようになるなどの特徴を備える。
型番 | コア/スレッド数 | クロック | TDP | 税込み価格 |
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Core i7-7700K | 4コア/8スレッド | 4.2GHz(ブースト4.5GHz) | 91W | 4万7000円前後 |
Core i7-7700 | 4コア/8スレッド | 3.6GHz(ブースト4.2GHz) | 65W | 4万2000円前後 |
Core i7-7700T | 4コア/8スレッド | 2.9GHz(ブースト3.8GHz) | 35W | 4万2000円前後 |
Core i5-7600K | 4コア/4スレッド | 3.8GHz(ブースト4.2GHz) | 91W | 3万2000円前後 |
Core i5-7600 | 4コア/4スレッド | 3.5GHz(ブースト4.1GHz) | 65W | 3万円前後 |
Core i5-7600T | 4コア/4スレッド | 2.8GHz(ブースト3.7GHz) | 35W | 3万円前後 |
Core i5-7500 | 4コア/4スレッド | 3.4GHz(ブースト3.8GHz) | 65W | 2万7000円前後 |
Core i5-7500T | 4コア/4スレッド | 2.7GHz(ブースト3.3GHz) | 35W | 2万7000円前後 |
Core i5-7400 | 4コア/4スレッド | 3.0GHz(ブースト3.5GHz) | 65W | 2万5000円前後 |
Core i5-7400T | 4コア/4スレッド | 2.4GHz(ブースト3.0GHz) | 35W | 2万5000円前後 |
Core i3-7320 | 2コア/4スレッド | 4.1GHz | 51W | 2万1000円前後 |
Core i3-7300 | 2コア/4スレッド | 4.0GHz | 51W | 2万円前後 |
Core i3-7300T | 2コア/4スレッド | 3.5GHz | 35W | 2万円前後 |
Core i3-7100 | 2コア/4スレッド | 3.9GHz | 51W | 1万6000円前後 |
Core i3-7100T | 2コア/4スレッド | 3.4GHz | 35W | 1万6000円前後 |
Pentium G4620 | 2コア/4スレッド | 3.7GHz | 51W | 1万3000円弱 |
Pentium G4560 | 2コア/4スレッド | 3.5GHz | 54W | 8500円前後 |
Celeron G3950 | 2コア/2スレッド | 3.0GHz | 51W | 7000円前後 |
Celeron G3930 | 2コア/2スレッド | 2.9GHz | 51W | 6000円弱 |
いずれもLGA1151に対応し、BIOSアップデートすればZ170/H170/B150マザーにも載せられるなど前世代のSkylakeとの高い互換性を保っている。ただし、対応OSは64bit版Windows 10のみとなる点には注意が必要だ。
発売直後の売れ筋は、どこのショップも最上位の「Core i7-7700K」を挙げていた。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「Skylakeからの劇的なアップデートはないので、買われていくのは、相対的に最新CPUをいち早く試したいというコアな人が目立っています」と話していた。2015年8月以来の新世代CPUながら、他店でも「じわじわと主流を受け継いでいくのでは」(パソコンSHOPアーク)などの冷静なコメントが目立っている。
なお、未発売モデルとしては、Core i3で初のKつきモデルとなる「Core i3-7350K」(4.2GHz/TDP 60W/税込み2万4000円前後)や、「Pentium G4600」(3.6GHz/TDP 51W/税込み1万1000円前後)も控えている。特にCore i3-7350Kはオーバークロッカーに注目されているが、発売時期は未定。多くのショップが予測するところでは、「順調にいけば1月下旬」ということになりそうだ。
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