世界最軽量の12型タブレットモバイルPC「Let'snote CF-XZ6」 レッツノート史上初の着脱式2in1

» 2017年01月12日 15時40分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは1月12日、12型タブレットモバイルPC「Let'snote CF-XZ6」シリーズを発表、2月17日に発売する。店頭向けモデルの実売予想価格は25万円前後から(税別)。

Let'snote CF-XZ6

Let'snote史上初の着脱式タブレットモバイルPC

 Let'snoteシリーズ初の着脱式機構を採用した2in1 PC。Let'snoteの特徴である長時間バッテリー駆動や頑丈設計を踏襲しつつ、タブレット部で約550g、キーボードベースとの組み合わせでも、12型着脱式ノートで世界最軽量をうたう約1019gを実現した。

製品発表会ではタブレット部がドローンに乗って登場

マグネシウム合金製のフロントシャーシを使った3層構造で軽量と頑丈を両立

タフパッドで培った技術で着脱部の高耐久コネクタを新開発

Let'snoteでおなじみの厳しいテストを実施。タブレット部のみでも76ch落下テストをクリアしている

 また、キーボードベースはSZシリーズと同等のユニットを採用。19mm(縦16mm)ピッチ/2mmストロークを確保したほか、ホイールパッドも備える。キーボードベースは単体でモバイルバッテリーとして利用でき、タブレット部やスマートフォンへの充電も行える。バッテリー駆動時間はタブレット部で約4.5時間、キーボードベースとの組み合わせで約9〜15時間動作する。

 2in1でも「妥協のない操作性を目指した」(同社プロダクトマネージャーの西本氏)として特にこだわったのがきちんと自立する点だ。カバー兼用キーボードを使う一般的な2in1デバイスはヒザの上や狭い場所だとタブレット部が不安定になり倒れてしまうケースがあるが、XZではクラムシェルタイプのノートPC同様に扱える。

SZシリーズと同等のキーボードベース

キーボードベース使用時はクラムシェルノートとまったく同じ感覚で利用できる

 12型の液晶ディスプレイは、アスペクト比3:2の2160×1440ピクセル表示に対応。映り込みを軽減するアンチリフレクションフィルムでコーティングされている。また、ペン入力に対応し、オプションのアクティブ静電結合式ペンを利用できる。

オフィス系アプリと相性のいいアスペクト比3:2の高解像度液晶を搭載

オプションのアクティブ静電結合式ペンも利用可能

 インタフェースは、SDメモリーカードスロット、HDMI、アナログRGB、USB Type-C、USB 3.0×3、ギガビットLAN、ヘッドフォン/マイクなど。本体サイズは約288.5(幅)×223.7(奥行き)×9.5(高さ)mm。

Windows Helloに対応する顔認証カメラを内蔵するほか、LTE搭載モデルや法人向けにはオプションで指紋認証も用意される

 店頭向けモデルのラインアップは4モデルで、すべてCPUはCore i5-7200U(2.5GHz/最大3.1GHz)、メモリ容量が8GB。ストレージ(128GB SSD/256GB SSD)やLTEの有無、キーボードベースのバッテリー容量(S/L)で差別化されている。実売価格は税別で約25万円〜31万円前後。直販のパナソニックストアモデルのラインアップは、CPUがCore i7-7600U vPro(2.8GHz/最大3.9GHz)で統一。メモリ容量が8GB/16GB、ストレージが512GB SSD/1TB SSD、LTE搭載の有無、カラーバリエーション(シルバーダイヤモンド/ジェットブラック)で6モデルが用意される。このほか、RZ6/SZ6/LX6シリーズでも新モデルが発表された。RZ6シリーズはブラックボディが追加され、LX6シリーズはHDDの容量がアップしている。

高性能な第7世代Core iプロセッサーを採用。このためデュアル吸気、デュアル排気の放熱設計になっている

 発表会の冒頭に登壇したパナソニック ITプロダクツ事業部の坂元事業部長は「CF-XZ6の開発には構想段階も含めて2年かかった。また、パナソニック20周年を記念したモデルという位置付けでもあり、これまでの集大成として技術を結集した。自信を持って送り出せる」とあいさつ。「(13型以下の)モバイルPC市場で2016年は過去最高の販売を記録し、6割強のシェアを獲得するだろう」と好調ぶりをアピールしつつ、今回投入したXZ6シリーズによって、2019年までに着脱式PCカテゴリで35%の市場シェアを目指すとした。

パナソニック ITプロダクツ事業部 事業部長の坂元氏

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