ショップからの評価が軒並み高かったものはもう1つある。3月3日に発売が予定されているAMDの新CPU「Ryzen」だ。先週末にいくつかのショップが予価を公表し、また、2日深夜から3日0時にかけての深夜販売イベントにも名乗りを上げている。
3月3日に売り出されるのは、上位から標準3.6GHz(ブースト4.0GHz)の「Ryzen 7 1800X」と標準3.4GHz(ブースト3.8GHz)の「Ryzen 7 1700X」、標準3.0GHz(ブースト3.7GHz)の「Ryzen 7 1700」。いずれも新ソケット「Socket AM4」に対応する8コア/16スレッドCPUで、末尾にXがつくモデルは倍率可変となる。税込み予価は準備6万5000円前後、5万円前後、4万2000円前後だ。
先週末の時点で深夜販売を告知しているのは、TSUKUMO eX.とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店、ドスパラ パーツ館の3店舗。
ドスパラ パーツ館は「AMDのCPUとしては近年まれに見るレベルで注目されています。CPUも潤沢とはいかないまでも、深夜販売が打てるくらいの量は確実に入ってくるみたいなので、品不足でスタートに躓く心配もなさそうです。正直結構期待しています」と話していた。
他店の見立てでもCPU自体は初回からそれなりに出回りそうだ。心配なのはマザーボードとCPUクーラーだという。TSUKUMO eX.は「マザーボードは上位のX370モデルがどれだけそろうか不透明ですね。もしかしたら、少ない上位を取り合う感じになるかも。また、末尾XのCPUにはクーラーが同梱しませんが、Socket AM4対応でハイパワーなCPUクーラーはMSIの『CORE FROZR L』などほんのわずかしかないので、ここもどうなるか……」ともらしていた。
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