仮想通貨マイニング需要が減速 「成熟期に移行した感じ」古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2017年07月24日 12時26分 公開

アークもビットコイン決算をまもなく一時停止する予定

 5月末から続いている仮想通貨のマイニング需要は、少なくとも秋葉原ではターニングポイントを迎えたようだ。先々週の時点で半数のショップから勢いが落ち着いたとの声を聞いたが、先週はそうしたコメントを大半のショップから聞くようになった。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店のマイニング向けマザーの在庫

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「まだRadeon RX 580/570は出せば売れる状況ですが、マイニング対応マザーはパタッと動かなくなりました。対象のグラフィックスカードが入手しづらく、また値上がりもしているので、新規に参入する人が少なくなって、いまある需要が満たされたという側面がありそうです。バブル期から成熟期に移行した感じですね」と語る。失速したというより減速して売れ続けている印象だそうだ。

Radeon RX 580/570カードは相変わらず品薄だ

オリオスペックでは、長らく枯渇していたライザーカードの在庫がみられた

 他店でも落ち着き具合に多少の差はあれど、似たような変化が起きているという。某ショップは「今さらビットコインを掘り始める人はそうはいないにしても、ビットコインの分裂騒動がブレーキになったところはあると思います。仮想通貨のリスクを目の当たりにしたことで参入機運が削がれたところもあるでしょう」と分析していた。

 ビットコインは今後の取引情報の記録方式を巡って分裂騒動が起きており、業界団体の日本仮想通貨事業者協会は7月23日に同通貨の受け入れや引き出しを一時停止すると発表。騒動が落ち着くまで再開を見合わせる見込みだ。週末の時点で分裂は回避されるとの報道が流れているが、協会の新たな動きはまだない。

 6月9日からビットコインとモナコインでの決済を始めたパソコンSHOPアークも、ビットコインに関しては7月末までに決済を一時停止する予定だという(21日時点の証言)。「すでに決算までに30分かかることもありましたし、何かしらの対応をしなければと考えていました。実際の動きは契約しているZaif Paymentに依ると思います」とのこと。仮想通貨を使った決済は全体の割合でいえばごく少数のため、とくに混乱なく処理できる見込みだという。

 騒動が落ち着いた後も「成熟期」が続くか、新たな動きが現れるか。今後も注目したい。

パソコンSHOPアークのレジ前。21日時点ではまだ対応中だった

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