Google HomeとAmazon Echoでスマート電球「Hue」を音声操作して分かったこと山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

» 2017年11月23日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

 スマートスピーカーの機能の1つに、家電製品をコントロールする機能がある。

 対象となる家電製品は照明、テレビ、エアコンなどで、リモートで電源を入れたり、テレビならチャンネル、エアコンなら室温の調整ができるというものだ。布団にくるまったままベッドから出ることなく、リモコンに手を伸ばすこともなく、これら家電の操作が行えるのは実に魅力的だ。

 これらの機能は一般的に「スマートホーム」と呼ばれることが多いが、大きく2つの方法に分けられる。

 1つはPhilipsのスマートLED電球「Hue」(ヒューと読む)のように、あらかじめスマートフォンから操作可能な機能を備えた製品を購入し、それをスマートスピーカーと連携させる方法だ。

 こちらはスマートスピーカーとの親和性は高いが、対応製品に買い換えなくてはいけないのがネックだ。電球ならまだしも、テレビやエアコンなどの大型家電だと、買い替えのコストや設置の手間はばかにならないし、そもそも現段階では、自由に選べるだけの対応製品が豊富に出そろっているわけではない。

 もう1つは、家電製品のリモコンをエミュレートできる機能を備えた、一般には「スマートハブ」などと呼ばれる製品を購入し、これを介してスマートスピーカーから家電製品を操作する方法だ。要するにふだん使っているリモコンと同じ信号をスマートハブから発せられるようにし、それをスマートスピーカーから操作するわけだ。これならば、リモコン機能を備えたあらゆる家電製品が、操作できる可能性がある。

 ただしスマートハブの種類によっては、リモコンにプリセットされた対応家電のラインアップが貧弱で、一部メーカーの製品しか使えないこともある。リモコンの信号を個別に学習する機能を備えている場合も、ボタン1つ1つの役割を登録しなくてはいけなかったりと、かなりの手間がかかる。

 といったわけでどちらも一長一短なのだが、今回はまず前者、スマート家電を使うケースについて、Philipsのスマート電球「Hue」を例にその使い方を紹介する。

Hue Philipsのスマート電球「Hue」。左は無線接続時にハブの役割を果たすブリッジ

まずはスマホから照明をコントロールできるようにセットアップ

 PhilipsのHueは、スマホからの調光機能を備えた、スマート電球とでも呼ぶべき製品だ。Google HomeやAmazon Echoといったスマートスピーカーとの連携により、音声コマンドによる点灯と消灯、さらに光量を調整するなどの操作が行える。

 スマホから調光できる電球として筆者も以前から興味があったのだが、なかなか買うところまで至らず、今回Google Homeの発売がきっかけでようやく購入に至った。

 Hueはさまざまなラインアップがあり、電球の色をカラフルに変えることができるユニークな製品もあるが、おすすめなのはそれらの機能を省いた、白色電球のスターターキットだ。前者が3万円台であるのに対して、こちらは1万円台半ばで購入できるので、家庭内での利用が前提であれば、こちらの選択肢が有力だろう。

 スターターキットには、2つの電球と、その親機となるブリッジが含まれる。まずはスマホに専用アプリを入れてブリッジを検出し、次いで用意した電気スタンドにHue本体を取り付け、ブリッジと通信できるようにする。後はこのブリッジを自宅の無線ネットワークに参加させてやれば、スマホを使って照明のコントロールが行えるようになる。

Hue 今回筆者が購入したのはホワイトグラデーションスターターセット
Hue 付属品の一覧。LED電球2個にブリッジとそのACアダプター、リモコンなどが含まれる
Hue 電球は頭が平たくなったタイプ。明るさは800lm
Hue E26口金の電球と互換性があり、そのまま取り付けられる
Hue ブリッジ。1つで最大50個の電球を制御できる
HueHue おおまかな設定手順。まずスマホで専用アプリを起動することによりブリッジが自動検出される(画像=左)。ブリッジ中央のボタンを押してリンクさせる(画像=右)。この後、HomeKitなどとの連携設定の画面も表示されるが、不要なものは無視して先に進む
HueHue 電球(ライト)を個別に検出、追加する手順がここで挟まる場合もある(画像=左)。設置する部屋(ルーム)を作成して名前を付け、そこに電球を割り当てる(画像=右)。複数の電球を1つのブリッジで制御するにあたって、この作業は欠かせない
Hue ここでは「自室」というルームに電球を割り当てた
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