達人レビュアーが選んだ2017年のイチオシPC(1/3 ページ)

» 2017年12月31日 10時00分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]

 特にPCのハードウェア面で慌ただしい1年だった2017年。第7世代Coreプロセッサ搭載機が出そろったと思ったら、Uシリーズ(薄型軽量ノートPC向け)ではさらに大きく性能を上げた第8世代Coreプロセッサが登場し、1年を通じてさまざまな新製品が登場した。その中から、個人的に強く印象に残ったPCや2in1を選出していく。

ゼロから再設計したコンセプトに共感「LAVIE Note NEXT」

LAVIE Note NEXT 「LAVIE Note NEXT」(NECパーソナルコンピュータ)

 「LAVIE Note NEXT」は、NECパーソナルコンピュータがホームノートPCの在り方をゼロベースで見直して開発した製品だ。スリムでソリッドなボディー、狭額縁で没入感のある液晶ディスプレイ、打ちやすいキーボード、高速起動、快適なレスポンス(システムドライブへのSSD搭載)などが特徴となる。

 これまで15型クラス以上のWindowsノートPCは、売れ筋にもかかわらず、13型以下のモバイル機に比べてさまざまな面で無意識的に軽視されてきたように思う。

 特別な素材や技術を使わずとも熱設計に問題ないためか、「大きい→持ち運ばない→堅牢性の優先度は低い」という連鎖からか、外観や質感、堅牢性といった要素が軽視されがちで、結果として「商品」の魅力に乏しいPCが多かった。

 天板の絵柄など表面的なデザインにこだわっても、素材からにじみ出る質感などはカバーしきれない。LAVIE Note NEXTのボディーに触れると、あらためてそれを感じる。

 キーボードの配列など細かいところでは好みではない部分もあるが、本製品のコンセプトには大いに共感する。これまで(改善の余地があるのに)当然だと受け入れてきたことを疑う動きが出てきたことに対して、非常に頼もしくも感じる。

HP史上最高の洗練度「HP Spectre 13」

HP Spectre 13 「HP Spectre 13」(日本HP)

 最近はデザインや付加価値に優れた製品が多くなっているが、その中でも目立つ存在と言えば、この「HP Spectre 13」だ。

 プレミアムPCとして高付加価値PCの展開に注力している日本HP。かねてよりデザインや質感にこだわったPC、オーディオ面で差異化したPC、あるいは映画や人気キャラクターなどとコラボレーションをした独自性のある製品などをリリースしてきた。

 それらの中でも印象が強いのが、このHP Spectre 13だ。これまでのHP製品はデザインに凝っていながらも、重厚さ、頑丈さが勝った製品が多かったように思うが、これはかなりイメージが異なる。

 新カラーのセラミックホワイトは高級感がありながら、優雅で軽やかなイメージもあり、リングヒンジやスピーカーの繊細な造形も素晴らしく美しい。スリムなフォルム、狭額縁デザイン、剛性を伴う質感の高さと合わせて、HP史上最高に洗練されたデザインのPCだと感じる。

 PCとしてのスペックもまた洗練されている。パフォーマンスモデルは、4コアのCore i7-8550U(1.8GHz、最大4.0GHz)、16GBメモリ、512GB SSDというヘビーユースにも耐える内容で、Thunderbolt 3や、Windows Helloの顔認証に対応したWebカメラを装備する先進性も備える。

 特に最近の薄型軽量ノートPCは、メモリやストレージ容量が物足りなく感じる製品も多いだけに、こうした部分の充実度は光る。それでいて、パフォーマンスモデルで17万9800円(税別)と価格もリーズナブルだ。もっと話題になっても良いモデルだろう。

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