14型画面と光学ドライブ搭載で約1.25kg 「レッツノートLV7」を投入

» 2018年06月07日 14時55分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは6月7日、個人向けPCの夏モデルとしてレッツノートの新シリーズ「LV7」を発表した。店頭向けモデルのラインアップは3モデルで、Core i7-8550U(1.8GHz・最大4GHz)を搭載する最上位モデルが31万円前後、Core i5-8250U(1.6GHz・最大3.6GHz)を搭載する下位2モデルがそれぞれ26万円前後、21万円前後。6月15日に発売する。

「レッツノートLV7」

 LV7シリーズは14型フルHD液晶と光学ドライブを搭載しつつ、本体重量を約1.25kg(上位モデルは約1.38g)に抑えたモバイルノートPC。高性能な12.1型の「SV7」と、14型の旧シリーズである「LX6」の特長を兼ね備えたようなモデルだ。

 本体のデザインはSV7をそのまま縮小したような外観で、インタフェース回りも完全に同じ。実はSV7と同一のマザーボードが採用されており、従来のバッテリーも共通で使える。システム構成をSV7から引き継ぎつつ、液晶画面のサイズだけ14型にしたと考えると分かりやすい。当然、頑丈設計や長時間駆動バッテリーなどレッツノートらしい特長も備える。

左が「LV7」、右が「SV7」。デザインはそっくり
レッツノートの頑丈さの象徴するボンネット構造は健在

 大画面化を果たしながら約1.25kgの軽量ボディーを実現できたのは、設計の見直しによるという。従来素材として使われていた樹脂の部分をマグネシウム合金に変更することで頑丈設計を犠牲にすることなく、LX6比で底面の厚みを0.5mmから0.4mmに、(キーボードの)トップキャビネットを0.8mmから0.45mmに薄型化し、50g以上の軽量化に成功したとしている。

左が「LX6」、右が「LV7」のトップキャビネット(キーボードの裏側の部分)。全てマグネシウム合金にすることで、強度と薄型化を両立した
第8世代Coreの性能をフルに発揮させるため新型ファンを採用している

 主なスペックは、前述のCPUの他、256GB〜512GB SSD、8GBメモリ、Blu-ray DiscまたはDVDスーパーマルチドライブ。インタフェースは、SDメモリーカードスロット、PD対応のUSB 3.1 Type-C(Thunderbolt 3)、USB 3.0×3、HDMI出力、アナログRGB出力、音声入出力など。液晶上部にWindows Hello対応の207万画素Webカメラを内蔵する他、ギガビットLANとIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応の無線LAN機能とBluetooh 4.1を備える。本体サイズは、333(幅)×225.3(奥行き)×23.5(高さ)mm。重量は約1.25kg(上位モデルは約1.38kg)。Sバッテリーで約13時間、Lバッテリーで約19.5時間動作する。OSはWindows 10 Home 64bit。

Windows Helloに対応し、液晶ディスプレイを開くと自動的にログインしてすぐに利用できる
本体左側面
本体右側面

 製品発表会の冒頭に登壇したパナソニック モバイルソリューションズ事業部の坂元寛明事業部長は、2017年度の販売台数が42万台に達したと述べ、前年比130%成長の背景には日本企業のトレンドがモバイルPCの需要を押し上げていると指摘。多くの企業では、移動時間を削減する取り組みやデスクトップPCからノートPCへの移行、フリーアドレス制の導入などを加速させており、ここにレッツノートがマッチすると話す。今回のLV7シリーズは、そうしたビジネスシーンで聞こえる「大画面、軽量化へのさらなる要望に応える製品だ」(坂元氏)とアピールした。

パナソニック モバイルソリューションズ事業部の坂元寛明事業部長

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