同社の製品ページには、利用にあたってHueブリッジが必須であると書かれているが、所有しているのがAmazonの「Echo Plus」であれば、電球タイプと同様にZigBeeプロトコルでダイレクトに接続でき、調光機能なども利用できる。Hueブリッジも決して安価ではないので、Hueアプリのスケジュール設定やDimmerスイッチとの連携が不要なら、これで十分だろう。
さて、製品のセットアップを終えてライトを付けたときの第一印象は「異常なまでに明るい」ということだ。実は購入前にはチェックしていなかったのだが、前述のように明るさは1600lmということで、「Hue White ambiance シングル ランプ」(800lm)の2倍だ。まぶしくて当然である。
本製品は調光機能を備えているため、明るさのパーセンテージを下げれば問題ないように思えるが、本製品は全体的にほんやり発光するわけではなく、リボンに取り付けられているLEDが目を刺すような明るさで光るため、それらが直接目に入るようだと、たとえパーセンテージを低くしていてもあまり意味がない。
筆者の場合、ベッドの枕元に取り付け、寝転がった状態で本を読む際の補助照明としての用途を考えていたのだが、どうやらそれは難しそうなことが分かった。完全に天井を向くように取り付ければ直接目に入ることはないだろうが、これだと開いた本のページではなく背中を照らすことになってしまい、目的を果たせない。
いろいろ考えた揚げ句、ケーブルの配線に使うモールの中に本製品を通し、それをベッドの枕元に貼り付けることにした。これならば、モールの厚みによって適度に光が遮られ、ぼんやりと発光する状態を作り出せるというわけだ。追加の出費はモール代の数百円で済むのでコスパは抜群だ。
もちろん照明器具である以上、メーカーとしては決して推奨できない使い方だろうが、LEDなので発熱はわずかで、また筆者の場合は連続してオンにする時間は長くても1時間程度、かつ常時立ち会いで使うことから、リスクは低いというのが筆者の見解だ。試される方はあくまで自己責任ということでお願いしたい。
なお、設置場所を決めて貼り付ける際、長さに合わせて本製品をハサミでカットするわけだが、33cm単位というのは意外に小回りが利きにくい。10cm単位での細かい調整を必要とする場所への取り付けは苦手であることは、考慮しておいたほうがよいだろう。決してLEDが33cm間隔でしか埋め込まれていないわけではないので、10cm単位とは言わなくとも、せめて15〜20cm単位くらいになってほしいと思う。
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