以上のように、かなりクセがある製品なのは事実だが、奥行きのない場所に貼り付けて使えるのは電球タイプにはまねのできないワザであり、きちんとフィットさえすればこの上なく便利に使える。今回紹介した用途以外に、日光が入りにくい部屋でカーテンレールに取り付け、タイマー機能と連動させて疑似的に朝が来たように見せたりと、何かと工夫のしがいがある製品だといえる。
気を付けたいのは、思ったよりもLEDの間隔が空いていることだ。電球のようにピンポイントで照らすのとは異なり、広い範囲を面で照らす製品のように思われがちだが、実際にはLEDは数cm程度の間隔で空いているため、リボン全体が点灯するイメージとは程遠い。電球を複数取り付けて照らすよりは滑らか、くらいに考えておいた方がよい。
また個人が導入するにあたって最大のネックとなるのは価格で、自由度の高い特殊な製品とはいえ、1万円オーバー(Amazon.co.jpで税込み1万1574円)というのは、懐にはやさしくない。Hueを導入するのが初めてで、Hueブリッジも同時購入するとなると、そのコストは相当なものだ。色を変えられる機能を省いたバリエーションや、スターターキットなどのラインアップも欲しいと感じた。
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