2018 FIFAワールドカップロシア大会が、6月14日開幕しました。2018年は地上波で全64試合が放送予定。サッカーファンにとってこの1カ月は、絶対に負けられない戦い(眠気)となりそうです。
しかも2018年は、NHKの公式W杯アプリがすごすぎて、さらに睡眠時間が削られそう。テレビ視聴とは全く異なる観戦スタイルで、今までの何倍も試合を楽しめます。
まずすごいのが、NHKの地上波で生中継する32試合がライブ配信され、残りの32試合も見逃し視聴ができること。外出先でも視聴を諦めなくてすみます。日本語実況付きがいいなら、別途「NHKスポーツアプリ」をダウンロードしておきましょう(24試合配信予定)。
さらにすごいのが、ゴールなどの重要なシーンがさまざまな角度から味わえるマルチアングルカメラ機能です。開幕戦のロシア対サウジアラビアの見逃し配信を確認すると、1シーンにつき最大15台のカメラ映像が用意されていました。せいぜい4〜5台と思っていたのに、15台って!!
ワイヤカメラ、ゴール裏、クレーンカメラなど、テレビでは一瞬しか映らないようなカットでも、アプリなら一連のシーンをダイナミックに楽しめます。上空視点の戦術カメラなんて、各選手の連動する動きが見えて最高。これだけの視点があれば、フリーキックの軌道が分かりやすく見られそうで、今からわくわくしています。
アプリの使い勝手もすばらしく、テキスト実況のキーポイントからすぐに該当のシーンにジャンプできます。見たいシーンだけを、見たい角度から、見たいだけ再生できてこれまた快適。忙しいときは、豊富なハイライト動画で試合をサクッとチェックできます。
また動画だけでなく、大会全体の合計・ゴール数、走行距離から、試合ごとのチームデータ、各選手のパス精度や走行距離ランキングなど、各種データも充実。大会をやいのやいの語って盛り上がるには十分すぎるほどのデータがそろっています。
これだけの機能がありながら、アプリは事前登録なしで無料で利用できます。お気に入りチームを設定しておくと、キックオフやゴールなどの通知がリアルタイムで届くようになります。ぜひ日本を登録しておきましょう。
NHKによると、今回の配信は総務省の認可を受け、NHKのインターネットサービスの改善・向上に役立てるために試験的に行うものだそうです。
また、通信量の目安は1時間視聴で最大700MBとのこと。1試合およそ1GB程度消費すると考えておけばよさそうです。ロシアW杯は7月15日まで開催されるので、外出先でがっつり視聴しそうな人は、今月のうちに来月のデータ通信を大容量プランに変更しておいたほうがいいかも?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.