Apple Watchとジムのマシンがつながる! GymKit対応ランニングマシンを体験アップルPickUp!

» 2018年03月28日 16時36分 公開
[らいらITmedia]

 日本中のApple Watchユーザー、およびジム通いをするみなさんに朗報です! ついにApple GymKit対応マシンが日本に上陸しました。3月15日から、ANYTIME FITNESS 恵比寿店でGymKit対応マシンを使えるようになっています。

GymKit対応のトレッドミル(ランニングマシン)をANYTIME FITNESS 恵比寿店で体験してきました

GymKitって何?

 GymKit(ジムキット)とは、Apple Watchとジムの有酸素運動器具を接続し、運動データをシームレスに同期することで、正確かつスムーズな測定を可能にする仕組みのこと。watchOS 4の新機能として登場後、オーストラリア、米国、ヨーロッパ、中国、香港に導入されており、今回日本でもローンチされた形です。

 ジムでワークアウトする際、今までは開始や一時停止、終了時には毎回マシンとウォッチの2つを操作する必要がありました。そのため、ついウォッチ側のスタートボタンを押すのを忘れてしまったり、マシンとウォッチの計測データのズレが気になったりする人もいたでしょう。

ライフ・フィットネス社のGymKit対応トレッドミル

 しかし、GymKit対応マシンを使えば、ウォッチ側の操作が不要になり、より簡単にワークアウトの記録を残せるようになります。しかもマシンとウォッチをペアリングすることで、双方のデータのズレがなくなり、測定データの正確性も向上します。

 GymKitの開発は、Appleのカーシステム「CarPlay」からインスピレーションを受けたそう。車の中でiPhoneを安全に使えるよう、車載ディスプレイから直接操作できるCarPlayのように、Apple Watchの小さな画面を見ずとも、ワークアウトに集中できるようマシンとウォッチをつなぐ仕組みがGymKitなのです。

ペアリングはApple Watchをタッチするだけ

 今回はライフ・フィットネスのトレッドミル(ランニングマシン)でGymKitを体験しました。ライフ・フィットネスのマシンは、トレッドミル、エリプティカル、インドアバイク、ステッパーの4種類がGymKitに対応しており、ディスプレイに「Connects to Apple Watch」のマークがあるかどうかで判別できます。

操作が不安なときは、画面上の「Connects to Apple Watch」をタッチすると、使い方の説明が表示されるので安心です

 使い方は驚くほど簡単。まずマシンのディスプレイ下部にあるNFC部分に、自分のApple Watchをタッチします。

マシンとのペアリングはNFCで行います。なおGymKitを利用するには、watchOS 4.2以上が必要です
ペアリングが完了すると、マシンにその旨が表示されます

 初回はウォッチにGymKitの説明が表示されるので、「続ける」をタップ。トレッドミルの場合、「室内ランニング」か「室内ウォーキング」どちらかを選択します。

Apple Watch側にはGymKitの説明が表示されます

トレッドミルではランニングかウォーキングを選択する必要がありますが、他の有酸素運動器具ではそのままワークアウトを開始できます

 ウォッチに「トレッドミルを開始」と表示され、マシン側にはワークアウト選択画面が表れるので、「クイックスタート」を押せばワークアウトが始まります。マシンとウォッチがペアリングされていると、マシンのディスプレイ右上に接続マークが表示されるので分かりやすいです。

ワークアウトを開始するとリアルタイムでデータが同期されます。マシンディスプレイ右上にはグリーンでGymKitのペアリングマークが表示されます

 GymKit2回目以降は、NFC部分にピッとウォッチをかざして、ウォッチでランニングかウォーキングを選択し(トレッドミルの場合のみ)、マシンで「クイックスタート」を押せばOK。ユーザーが操作せずとも、ウォッチのワークアウトアプリが自動で起動するのでラクチンです。またマシンを一時停止すると、ウォッチも連動して一時停止されます。

手元の小さな画面でワークアウトアプリを立ち上げて、ワークアウトの種類を選択して……という煩わしい操作は不要。マシンにウォッチをかざすだけで良いのです

 マシンとウォッチのデータは、Bluetoothでリアルタイムにやりとりされ、誤差もほぼありません。Bluetooth接続の場合、同期には通常1〜3秒程度のタイムラグが発生しますが、Appleが通信プロトコルをGymKit専用に開発し、データの遅延をほぼなくしたそうです。

 経験者なら分かると思いますが、マシンとウォッチのデータにズレがあると、手元をチラチラと見てしまい、ワークアウトに集中できないことがままあります。既存の方法でただ機器同士を接続するのではなく、徹底したユーザー体験を提供する細やかさは、さすがAppleといったところです。

このように運動中にウォッチをのぞきこむ必要はもうありません

 もし最初にペアリングし忘れてしまっても大丈夫。途中から接続しても、開始時からの測定データを遡って同期します。「終了」を押したあとは接続が解除されるため、個人情報がマシン側に残る心配はなく、プライバシー保護にも配慮された設計となっています。

データの同期は、マシンで「終了」ボタンを押す前であれば間に合います

 マシンとウォッチのデータを補完し合うことで、データの正確性も向上。例えばウォッチには気圧計が搭載されていますが、トレッドミルやステッパー程度の傾斜では気圧の変化が測定できず、今までは高度の変化のデータを残せませんでした。

 しかしGymKitであれば、マシンの傾斜情報をウォッチ側のデータに記録できるようになります。またウォッチで測定した心拍数も、マシンのディスプレイに表示できます。

マシンの傾斜による高度変化も反映できるようになりました

 私は以前Apple Watchをつけてジムに通っていましたが(今は屋外ランニングへ移行)、そのときに抱えていた不満がGymKitによってすべて解消されており感動しました。ジム利用者でApple Watchを未使用の人にとっても、自分のワークアウト記録を快適かつ正確に残せる方法として魅力的な選択肢ができたといえます。

iPhoneの「アクティビティ」アプリでは、ライフ・フィットネス社のアイコンで記録されていました

 GymKit対応マシンは、日本国内ではまず恵比寿店のみの展開となりますが、今後ANYTIME FITNESSの新規店舗ではGymKit対応マシンも導入されていくとのこと。またメーカーにもよりますが、マシンにコンソールやチップを後付けすることで、従来のマシンをGymKitに対応させることも可能です。

 現在Apple Watchシリーズは5四半期連続で50%以上の伸びを記録しており、実はiPhoneに続く爆発的なヒット商品となっています。今までジム通いが続かなかった人も、テクノロジーの力を借りて今年こそ運動習慣を身につけてみてはいかがでしょうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月27日 更新
  1. 鳴り物入りで登場した「Copilotキー」が早くもお蔵入りか──チャットボットからAIエージェントへの移行が示すMicrosoftの誤算 (2026年07月27日)
  2. エアコンがない部屋を冷やせる「Dreemstar 冷風扇」がセールで50%オフの9980円に (2026年07月23日)
  3. 64GBメモリ/2TBストレージ/Ryzen AI Max+ 395搭載のハイエンドミニPC「MINISFORUM MS-S1 MAX」がタイムセールで27%オフの43万2799円に (2026年07月25日)
  4. NVIDIAが次世代AI超解像技術「DLSS 5」の今秋投入を明らかに/MicrosoftとMistralが欧州におけるAI演算能力の拡大で戦略的提携を発表 (2026年07月26日)
  5. 高価なグラフィックスカードを守る「過熱保護ケーブル」に注目! 夏を乗り切るNoctua製簡易水冷も販路拡大で続々入荷 (2026年07月25日)
  6. なぜ元Appleエンジニアは熱意を失い起業したのか? スマートグラス「Even G2」イベントで語られた、次世代機「G3」へのロードマップ (2026年07月27日)
  7. プラネックス、10GbE接続に対応した5ポート搭載アンマネージドスイッチ (2026年07月24日)
  8. 実売2万円切りで実働10日間のバッテリー駆動! 「Amazfit Bip Max」は初めてのスマートウォッチに最適か (2026年07月24日)
  9. ポタ電と組み合わせて使える「Soraiori ポータブルエアコン」がセールで16%オフの2万9980円に (2026年07月27日)
  10. 東レの最新カーボン技術で約999gと長時間バッテリーを両立させた“法人向けLAVIE”が登場 ブランド統一の背景とは (2026年07月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー