2018年は、米Intelが創業してから50周年の節目の年。同社のCPUアーキテクチャにおける大きな礎となった「Intel 8086」プロセッサの登場から40周年のメモリアルイヤーでもある。
これらを記念する製品として登場したのが、「Core i7-8086K Limited Edition」だ。
Core i7-8086Kの発表を巡って、一番盛り上がりを見せたのはIntelの本拠地である米国。次いで盛り上がったのは意外にも日本なのだという。
1991年から始まったグローバルマーケティングプログラム「Intel Inside」は、日本独自に行っていたマーケティングプログラム「Intel In It」を参考に作られたものだ。その後、「インテル入ってる」という“てる”合わせのキャッチコピーと共に日本でもIntel Insideが導入された。
IntelではグローバルレベルでSNSなどに寄せられる反響を調査しているという。Core i7-8086KについてSNSにおける関連投稿数を調べたところ、具体的な数値は出せないものの、一番多かったのは米国で、2番目に多かったのが日本だったという。
日本での反響を物語るのが、「COMPUTEX TAIPEI 2018」で告知されたCore i7-8086Kを8086人にプレゼントするキャンペーンの応募状況だ。
このキャンペーンは国・地域ごとに当選数の割り当てがあり、日本では500個(人)が割り当てられた。「発売日(6月8日)の24時間」というわずかな時間にも関わらず、日本からは「東京ドームが数回全席埋まるほどの応募があった」(山本専マーケティング本部長)という。
東京ドームの収容人数は最大で5万5000人(野球での利用時は4万6000人)。それが「数回全席埋まる」ということは、少なくとも10万人の応募はあったものと思われる。
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