マウスコンピューターのm-Book Kシリーズは、パワフルな処理性能とコストパフォーマンスが光る15.6型液晶ディスプレイを搭載したスタンダードノートPCだ。
CPUに6コアの第8世代Core、外部GPUとしてNVIDIA GeForce MX150を搭載しながら、最小構成では9万9800円(税別)から購入できる。メモリやストレージの容量もBTOで柔軟に選択でき、写真や動画の編集などを含め、幅広い用途を快適にこなせるPCとなっている。
同社の直販サイトでは、5種類のベースモデルが用意され、それぞれBTOでカスタマイズしてオーダーできるが、今回はSSDとHDDのデュアルストレージ構成を採用する「m-Book K690XN-M2SH2」を評価機として入手した。性能や使い勝手をレビューしよう。
製品名 | m-book K690XN-M2SH2 |
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CPU | Core i7-8750H |
メモリ | 16GB(PC4-19200S SO-DIMM 8GB×2) |
ストレージ | 256GB SSD(Serial ATA 6Gb/s) |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce MX150、Intel UHD Graphics 630(CPU内蔵) |
画面 | 15.6型液晶ディスプレイ、1920×1080ピクセル |
通信機能 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth v5 |
カメラ | 100万画素 |
主なインタフェース | SDメモリーカードスロット、USB 3.1(Type-C)、USB 3.1、USB 3.0、USB 2.0、HDMI、D-Sub15ピン、ヘッドフォン出力、マイク入力 |
OS | Windows 10 Home 64bit |
バッテリー駆動時間 | 最大6.7時間 |
サイズ(幅)×(奥行き)×(高さ) | 378×267×25.4〜35.8mm |
重量 | 約2.4kg |
ボディーのサイズは、378(幅)×267(奥行き)×25.4(高さ)mm(突起部含まず)だ。底部奥のバッテリー部分のみ少し張りだし、ゴム足もあるため厚みがある。それを含めると厚みは35.6mmになる。重量は約2.4kgだ。据え置きでの利用が前提の製品だが、スリムなボディーで扱いやすく、室内で移動して使うのは苦にならない。
シャープにカットされたフォルムだが、オールブラックのカラーリングにロゴのみを配置したシンプルなデザインは派手すぎず、オフィスやリビングなどでも浮いた印象を与えず、違和感なくフィットしそうだ。
CPUはCore i7-8750Hを採用する。開発コードネーム「Coffee Lake-H」で知られる第8世代Coreの高性能ノートPC向け(TDP45W)モデルだ。
このCore i7-8750Hは、第7世代のCore i7-7700HQの後継にあたる存在だが、4コア・8スレッドから6コア・12スレッドに強化されるとともに、最大周波数も4.1GHzとなり、パフォーマンスが大幅に向上している。
CPUのCore i7-8750Hは、GPUコアとしてIntel UHD Graphics 630を統合しているが、本製品はこれとは別に外部GPUとしてNVIDIA GeForce MX150も搭載している。NVIDIA GPUとしてはエントリークラスだが、Intelの内蔵GPU(Intel HD Graphics 620)と比べて最大4倍の3D描画性能を持つ。
また、Photoshop CCやPremiere Pro CCなどNVIDIAのGPUアクセラレーションに対応したアプリが多くあり、互換性などの実績も高いため、NVIDIA GPUは、クリエイティブでの需要も強くある。
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