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» 2018年07月18日 11時00分 公開

山口真弘のスマートスピーカー暮らし:Google Homeでプッシュ通知が可能になる「GHKit」を試す(メール受信設定編) (1/2)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は「Google Home」にプッシュ通知機能を追加できるキット「GHKit」で、メール受信の通知を受け取れるようにするための設定手順を紹介する。

[山口真弘,ITmedia]

 スマートスピーカー「Google Home」との連携でプッシュ通知を可能にする「GHKit」について、前回はGoogle Homeから任意の音声を出力できるようになるまでの初期設定の手順を紹介した。今回は外部サービスである「myThings」を使い、Gmailの新着メールをGoogle Homeで読み上げられるようにするための設定手順を紹介しよう。

 なお本稿を執筆中に、Google Homeだけでなく「Amazon Echo」や「LINE Clova」にも対応した新製品「GHKit Plus」が登場した。従来のGHKitとは価格も同じで、今後購入する場合はこちらになるはずだが、Google Homeにまつわる設定手順はほぼ同一と考えられるので、本稿では引き続きGHKitをベースに紹介する。

GHKit 「myThings」との連携でGmailの新着などをチェックし、「Google Home」の他、「Google Home Mini」(左)に対してもプッシュ通知を送ることが可能な「GHKit」(右)。標準構成は、Raspberry Pi(Raspberry Pi 3Bをケースに入れたもの)とmicroSDのセット(税込1万9440円)となっている
GHKit 新たに登場した「GHKit Plus」。Google Homeの他、「Amazon Echo」や「LINE Clova」にも対応する

新着メールが届いたらGoogle Homeが読み上げてくれる

 myThingsは「IFTTT」と同様、特定のサービスをトリガーにして別のサービスを動かせるサービスだ。国産故にIFTTTに比べると対応サービスやガジェット(チャンネルと呼ばれる)の種類は決して多くないが、IFTTTと違って日本語表示であること、かつIFTTTにはない日本独自のサービスやガジェットに対応するのが強みだ。

 設定はスマートフォン用アプリ「myThings」を使って行うが、実質2ステップに分かれている。まずはじめに、GHKitを使った読み上げで共通して使用するサービス「IDCF Cloud」の認証を行う。メールで受領したIPアドレスと認証トークンを手元に用意しておけば、2〜3分もあれば完了する。

GHKitGHKit まずはスマホアプリ「myThings」をインストールする(画像=左)。アプリを起動して「チャンネル一覧」を開き、「開発者向け」グループの中にある「IDCF」をタップ(画像=右)
GHKitGHKit 認証を実行する(画像=左)。Yahoo!へのログイン画面が開くのでログインして次に進む。メールで受領済のIPアドレスおよび認証トークンを入力し、myThingsの認証を実行する(画像=右)。これらは以降のどの組み合わせにも共通する、いわば初期設定ということになる

 続いて、myThingsで組み合わせを登録していく。以下はGmailで新着メールを読み上げさせる手順だが、ポイントとなるのは「○○する」の部分、つまりIDCF Cloudの設定で、固有のGHKit IDを1行目に記入することだ。もしうまく動作しない場合は、この部分でミスしている可能性が高い。

GHKitGHKit myThingsアプリを立ち上げ、「組み合わせ一覧」の右上にある「+」マークをタップ(画像=左)。「作成」画面が開くので、「○○したら」「○○する」を下段のチャンネル一覧から選択する(画像=右)
GHKitGHKit 左側、「○○したら」はGmailを選ぶ(画像=左)。詳細設定は特に必要ないのでそのまま次に進む。右側、「○○する」はIDCFを選ぶ(画像=右)。詳細設定として、アクションで「action-1」を選択
GHKitGHKit メッセージの1行目にはGHKit IDを、2行目以下には読み上げるメッセージのテンプレートを入力する(画像=左)。「送信元メールアドレス」「件名」などの要素は候補から選択することで簡単に入力できる。登録が完了すると組み合わせ一覧に登録される(画像=右)。これによりGmailの着信を最短15分間隔でチェックし、新着メールがあれば読み上げてくれるようになる

 以上の設定が完了すると、Gmailの受信トレイに新しいメールが届いていないかを最短15分間隔でチェックし、あれば読み上げてくれる。対象となるのは最新のメール1件のみで、未読既読は関係なく、受信トレイに残っていれば読み上げ対象となる。

 一方、最新1件を受信トレイから削除した後、未読メールが受信トレイに残っていても、そちらは読み上げ対象にはならない。次から次へと未読メールを読み上げられて終わらないといった心配はないので、日々大量のメールを受信している人も安心だ。

 読み上げ可能な項目は「メール受信日時」「送信元メールアドレス」「件名」「メールURL」の4種類。やや気になるのは、この中に「送信者名」が含まれていないことだ。

 「送信者名」がないとなると、誰から届いたメールかを知るには「送信元メールアドレス」を読み上げるしかないわけだが、メールアドレスを構成するアルファベットを原則一文字ずつ読み上げるので、直感的に分かりづらい。これについては割り切って慣れるしかないだろう。Gmailの着信通知で唯一、不便に感じるポイントだ。

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