9月13日未明に発表がウワサされている、新しいiPhone。さまざまなウワサも出ていますが、とにかく新モデルですし、買い替えのタイミングなどで購入を検討している人も多いのではないでしょうか。
新iPhoneを購入する前に、スムーズに乗り換えるための準備を今のうちにやっておきましょう。
これは機種変更時に限ったことではありませんが、何らかのミスこれまで利用していた機種からデータを消去してしまっても復元できるように、利用機種のバックアップを作っておきましょう。
方法としては、Appleのクラウドサービス「iCloud」にバックアップ情報を送る方法と、手元のPCにインストールした「iTunes」にバックアップする方法があります。
(関連記事:iPhoneのデータをバックアップするには?)
また、iOS 11からは、機種引き継ぎ時に「クイックスタート」を利用できるようになりました。今まで使っていたiOSデバイスのBluetoothをオンにしつつ、新しいiOSデバイスのセットアップを始めると、「新しいiPhoneを設定」というポップアップが新デバイス上に表示されます。
案内に沿って進むと、自動でアプリやデータ、設定情報を復元してくれるという優れもの。復元の際にはiCloud上のバックアップを参照するので、あらかじめiCloud上にバックアップを作っておくとスムーズです。
Appleは、AndroidデバイスからiOSデバイスへ乗り換える人向けにデータ移行アプリ「Move to iOS」(iOSに移行)を無料で提供しています。
(関連記事:AndroidからiPhoneにデータを移行する方法)
アプリをインストールして、Android側もiPhone側も数タップして待てば移行が完了する……という触れ込みですが、一方でGoogle Play上では「Wi-Fiがうまくつながらず、移行できない」という内容の苦情も見受けられます。
手元の環境でこれが利用できない場合に備え、写真など特に重要かつ移動しやすいデータはPCやGoogleフォトなどへバックアップしておくのがいいでしょう。
iPhone 7/7 PlusからiPhone 8/8 Plusへ乗り換えるときにも話題になりましたが、Appleの決済サービス「Apple Pay」のデータは手動で移行する必要があります。
Suicaに関しては、まず利用中の機種のWalletアプリからSuicaを削除し、新端末のWalletアプリから「カードを追加」で移行できます。
クレジットカードのデータは、旧端末から削除しなくても新端末へ登録できます。ただ、使う予定がないのであれば旧端末からは削除しておくのが無難です。
(関連記事:Apple Payのデータを新しいiPhoneに移行する方法)
古いスマートフォンからiPhoneなど新しいiPhoneへ機種変更する際に、気を付けておきたいのがキャリアが提供する「端末補償サービス」です。
NTTドコモであれば「ケータイ補償サービス」、KDDIであれば「故障紛失サポート」、ソフトバンクであれば「あんしん保証パックプラス」という名前で提供しているサービスで、端末購入時にしか契約できず、機種変更時には新端末へ補償が移るため、旧端末の補償は継続できません。
この補償サービス、キャリアによって内容に違いはありますが、例えばNTTドコモであれば水ぬれや全損になっても5000円〜7500円(税別、以下同様)でリフレッシュ品と交換可能。保証対象外の故障の場合も、修理可能期間であれば上限5000円で修理と、リーズナブルな価格で端末修理・交換に対応してくれます。
キャリア外の補償サービスではAppleの「Apple Care+ for iPhone」もありますが、最大2年間の補償期間である点(キャリアでは2年以上継続可能)や、画面以外の損傷修理に1万1800円掛かることを考えると、キャリアの補償サービスが優秀です。
もし現状の利用機種に、画面割れなど故障があるのであれば、機種変更前に補償サービスでキレイにしておくのもいいかもしれません。
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