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» 2018年10月12日 14時30分 公開

山口真弘のスマートスピーカー暮らし:スマートリモコン「eRemote Pro」をスマートスピーカーと接続して分かったこと (1/2)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はコンセント直結型のスマートリモコン、リンクジャパン「eRemote Pro」の消費電力測定機能と、スマートスピーカーとの連携についての評価をお届けする。

[山口真弘,ITmedia]

 リンクジャパンのスマートリモコン「eRemote Pro」は、エアコン横のコンセントに接続することにより、スマートリモコンを設置する際に頭を悩ませがちな設置場所の問題を解決できる製品だ。また、電流センサーによってエアコンの運転状況を把握したり、消費電力をグラフ化したりできるなど、付加価値を備えている。

 前回クラウドファンディングで先行発売された製品をもとに、基本的な設定手順とスマートフォンからの操作方法を紹介した。今回は引き続き、電流センサーや消費電力の測定といった本製品ならではの機能と、スマートスピーカーとの連携機能を中心にレビューする。

eRemote Pro リンクジャパンのスマートリモコン「eRemote Pro」。エアコンの横に設置するため設置場所に頭を悩ませなくて済む

外出先から運転状況を把握できるが、レスポンスに注意

 eRemote Proの特徴の一つに、電流センサーを搭載していることが挙げられる。これを使えば、本体のコンセントに接続したエアコンが運転中か否かがリモートで判定できるため、例えば外出先からエアコンをオフにしたつもりが、逆にオンにしてしまうといった誤操作を防げるというわけだ。コンセント直結型である本製品ならではの機能といえる。

 この機能を使うためには、アプリの電力設定で「エアコン接続」を有効にしておく。電力の基準値はデフォルトで「5W」となっており、これを超えていれば運転中、これ未満であれば運転休止中と判断する仕組みだ。この基準値は接続する機器に応じて書き換えられる。

 実際に使ってみた限り、仕組みとしてはよくできているのだが、外出先から操作する場合、画面に反映されるまでにタイムラグがあるので、操作後しばらくしてからの再確認は欠かせない。画面表示だけをアテに操作していると、外出先からエアコンをオフにしたつもりが逆にオンにしてしまうなど、本来この機能によって防ぐべき操作を、あえて行ってしまう恐れがある。

 特に本製品の場合、他社のスマートリモコンと比較しても、通常操作時のレスポンスはよい部類に入るので、その感覚のまま運転状況の確認を行うと、判断を誤る可能性がある。しばらく使い込んで慣れるまでは、何度か繰り返して確認することをおすすめする。

eRemote ProeRemote Pro 利用にあたってはスマホアプリの電力設定で「エアコン接続」を有効にする(画像=左)。電力値の基準を書き換えることも可能だ。消費電力の画面(画像=右)。現在の消費電力が「1.41W」であることから、運転は行われていないと判断できる
eRemote ProeRemote Pro メイン画面を見ても「エアコンOFF」となっている(画像=左)。ただし実際にはタイムラグがあり、実態が反映されてないこともあるので注意。外出先からの操作はそこそこの頻度で失敗する(画像=右)。筆者の環境によるものかもしれないが、他社のスマートリモコンではあまり起こらないので、やや気になるところだ

消費電力量をグラフ化可能、機能はシンプル

 もう一つ、消費電力をグラフ化する機能もある。過去24時間の他、週間、月間、年間の消費電力量(kWh)が表示できるので、推移の確認や、トータルの使いすぎの防止に役立つ。グラフは通常とは左右逆に、新しいデータほど左側に表示される特殊な表示方法だが、最新データと比較しつつ推移をチェックするには便利だ。

 やや物足りないのが、表示できるのは消費電力量だけで、電気料金が表示できないことだ。単価が入力できれば自動計算は容易なはずで、その上で消費電力量の累積を表示できる機能があれば、1日の電気代が指定した額を超えたら通知したり、前日や前月からの増減をより実感のある値として知ったりができるのだが、残念ながらそのような機能はない。

 また同種の製品では、取得したデータをアプリ上で見るだけではなく、CSVファイルでエクスポートできる場合も多いが、本製品にはそうした付加機能もない。単に「測れる」「見られる」というだけで、それ以上のプラスアルファが全くないのだ。

 この機能、スマートリモコンの付加価値としては優秀で、他にない製品であるのは事実だが、もうひと押しほしいというのが率直な感想だ。同社製品は過去の例からしてバージョンアップの頻度がそれほど高くないので、これから購入を考えるのであれば、今回紹介した内容で機能的に足りるかどうかを判断した方がよいだろう。

eRemote ProeRemote Pro 消費電力(W)をグラフ化して表示できる(画像=左)。電気代などに置き換えて表示する機能はない。こちらは消費電力量(kWh)のグラフ(画像=右)。毎週、毎月、毎年という区分で表示できる
eRemote ProeRemote Pro これはeRemote Proではなく、ラトックシステムのBluetoothワットチェッカー「REX-BTWATTCH1」の画面(画像=左)。こちらは消費電力に加えて、電気料金や、CO2の排出量なども測定できる。このくらいの充実度はほしいところ。eRemote Proは、この他にタイマー機能も搭載している(画像=右)。センサーやGPSと連動しての運転には対応しない
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