ゲーミングノートを下克上!? 6コアCPU&GTX 1060を搭載した「m-Book T510SN-M2SH2」のコスパがすごい(1/3 ページ)

» 2018年10月24日 16時21分 公開
[石川ひさよしITmedia]

 マウスコンピューターブランドのノートPCは、11.6型、13.3型、14型、15.6型、17.3と幅広いラインアップを用意している。その中で、15.6型は据え置きノートPCとして最も選ばれやすいサイズといえる。

 このクラスには、手ごろな価格を重視した「m-Book F」シリーズと、より性能を重視した「m-Book T」シリーズがあり、後者は高性能CPUと外部GPUを搭載した、ゲーミングノートPCも顔負けのスペックになっている。グラフィックス性能の要となるGPUは、全ての「m-Book」シリーズを通じて最も高性能なGeForce GTX 1060だ。

「m-Book T」シリーズ。G-Tuneブランドの製品ではないが、第8世代Coreを採用し、GeForce GTX 1060を搭載するなど、ゲーミングノートPCと肩を並べるスペックが目を引く

 3D性能、特にゲーム用途を想定したマウスコンピューターの製品には、ゲーミングPCブランドの「G-Tune」が知られており、スペック面でこれと重なる部分も多い。G-Tuneノートとm-Book Tの違いを挙げると、GeForce GTX 1060がゲーミング視点ではミドルレンジであること、他にはスタンダードノートPCらしい落ち着いたデザインだ。

 今回評価する「m-Book T510SN-M2SH2」は、6コア・12スレッドの第8世代Core「Core i7-8750H」を採用している。従来モデルでは最上位でも4コア・8スレッドだったが、新モデルではコアの増加に伴い、マルチスレッド対応アプリケーションや、複数の作業を同時に処理する際のパフォーマンスを高めている。

シンプルなデザインの中にゲーミングPCっぽさも

 m-Book Tシリーズの外観は、ブラックを基調としたシンプルで落ち着いたスタンダードノートPCらしいデザインだ。設置面積は約386(幅)×262(奥行き)mm、ボディーの厚さは約26.3mm。フチの部分から底面にかけてカットしたデザインを採用し、テーブルに置いてしまえばそこまで厚みのあるようには見えない工夫がなされている。

ブラックのシンプルなデザイン

 液晶ディスプレイは解像度が1920×1080ピクセルでノングレア仕様。パネル駆動方式についてスペックシートに言及はないが、視野角が極端に狭かったり、角度によって色味が変わったりといったことは感じられなかった。

15.6型液晶ディスプレイを搭載。解像度は1920×1080ピクセル

 重量は2.6kgあり、メインは据え置き用途になる。個人が普段自宅で使うPCとなると、見た目も重要な要素だろう。ここで、ゲーミング風がよいのかスタンダード風がよいのか分かれるところかもしれない。いずれにせよ、本製品のCPUとGPUの構成は、デスクトップPCに迫るパフォーマンスであり、ノートPC型である分スペースが節約できる。

 塗装はマットブラックで、しっとりとした手触りが特徴だ。メインで使うPCとして、特にノートPCでは液晶パネルの開閉をしたり、持ち運んだり、入力時は常にパームレストに手を置いたりするので、使っていて気持ちの良い感触は重要だ。

塗装はマット調で手触りがいい

 少しゲーミングPC寄りの要素があるとすれば、若干目立つキーボードだろうか。キーの刻印と周囲を青系の塗装で目立たせており、PCゲームで移動に用いられる「W」「A」「S」「D」は表面にも青い縁取りをして目立たせている。LEDバックライトもあり、暗い室内でも入力操作がしやすい。

ブルーのLEDバックライトを内蔵。キートップの印字が見やすい

 キートップはフラットで、キーピッチは約18mm、ストロークは約1.8mm。ストロークが1.8mm確保されているので、普段モバイルノートPCを使っている人はしっかりとした打ち心地に感じられるだろう。配列は10キー付きの日本語103キーだ。

 細かく見ると、左シフトが若干小さい、Back Spaceがやや大きい、通常右シフト横にあるバックスラッシュとアンダースコアが一段下にある、右AltとCtrlがない、10キーの「0」が1つ右にずれている。この中で間違えやすいのは、バックスラッシュ、アンダースコアと10キーの「0」の位置だろうか。ここを頻繁に使用する方は、体に覚え込ませる必要がある。

 キーボード面では、電源ボタンのデザインが面白い。三角形の形もややゲーミングPCっぽさを出しているが、ここだけメッキ塗装されているのでより目立っている印象だ。とことんスタンダードノートPCらしいデザインにこだわるなら少し気になる部分だが、このくらい特徴があった方がよいという人も多いだろう。

 他にも、キーボードのファンクションキーの上のスペースには2W+2Wのステレオスピーカーがあり、加えて底面に3Wサブウーファを搭載するといった、本体搭載のものとしては少しリッチなサウンドシステムもポイントだ。

底面には3Wのサブウーファを搭載

 インタフェースは、左側面にDCジャック、USB 3.0 Type-A×2、マイク・ヘッドフォン端子、右側面にマルチカードリーダー、USB 3.1 Type-C、mini DisplayPort、USB 3.0 Type-A、HDMI、ギガビットLAN、ケンジントンロックが並ぶ。USB 3.0 Type-Aが合計3ポート、そして次世代のUSB 3.1 Type-Cが1ポートあるので、外部キーボードやマウス、USBメモリや外付けHDDなどの接続を考えても十分な内容だ。また、映像出力が3種類(mini DisplayPortとUSB 3.1 Type-CのDisplayPort over Type-Cは排他のため、本体液晶ディスプレイを含め最大3画面出力に対応)あるので、接続ディスプレイを選ばない。

左側面
右側面

 ストレージはSSD+HDDのデュアル構成。SSD側はM.2だがSerial ATA 3.0接続のADATA Ultimate SU800「SU800NS38」で価格を抑えている。容量は256GBで、システムドライブ用の想定だ。HDD側は2.5インチSerial ATA 3.0接続。標準では容量1TBのSeagate BarraCuda「ST1000LM048」が搭載されている。こちらはデータドライブ用だ。SSDはBTOでNVMe対応の製品に変更でき、容量も最大1TBまで選べる。HDDも最大2TBまでアップグレードできる。

CrystalDiskInfoの画面。評価機に搭載されていたSSD(画面=左)とHDD(画面=右)
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