発送する荷物のサイズをiPhoneで簡単に測る方法アップルPickUp!

» 2018年10月25日 14時30分 公開
[らいらITmedia]

 離れて暮らす家族に荷物を送ったり、メルカリやヤフオクなどで商品を発送したりする際、意外と面倒なのが荷物サイズの設定です。

 配送サービスごとに「3辺の合計が○cm以内」だとか、「厚さ○cm以内」だとかルールが決まっているので、発送前のサイズ確認は必須。適当に梱包してサイズが上がってしまうと、料金が跳ね上がったり、サイズオーバーで返送されたりする場合もあります。

例えば、ゆうパックの場合は、3辺の合計が20cm大きくなるごとにサイズの区別が変わっていきます。

 頻繁に荷物を送る家にはメジャーがちゃんとあるのでしょうが、そうでもない一人暮らしの家だと、メジャーも物差しもなくて焦ることがあります。我が家でも先日、荷物を送る際、昔買ったメジャーが行方不明になり、サイズが分からないわ集荷の時間が迫るわでかなり焦りました。

急いでいるときに限ってなぜメジャーは行方をくらますのでしょうか。今回はこのダンボールのサイズを計測します

 そんなとき、大助かりの機能がiOS 12に搭載されました。iPhoneのAR(拡張現実)機能を活用した「計測」アプリです。iPhoneがあればさまざまな物の寸法を簡単に測ることができます。

まずアプリを立ち上げて、カメラで周囲の平面を認識させます。認識は数秒で終わります
次に、計測したい物の角に中央のドットを合わせ、「+」ボタンをタップして点を追加します。記事用にカメラを横にしましたが、縦画面のままの方が動かしやすいです
カメラ越しに辺の終点まで直線を引いたら、「+」ボタンを再度タップします。同じように残りの2辺も計測していきます

 計測アプリでダンボールを測った結果、31cm(幅)×27cm(奥行き)×10cm(高さ)と表示されました。実際のサイズは31.5cm(幅)×26cm(奥行き)×10cm(高さ)だったため、5〜10mm程度の誤差は発生する模様。何度か試したところ、ほぼ20mm以内の誤差で収まりました。

3辺の長さがアプリで簡単に計測できました。「+」ボタンの右にあるシャッターボタンを押せば、このように測った結果を写真で残すことができます

 正確な計測には不向きですが、発送用荷物のサイズ区分を把握する程度なら十分実用的なアプリです。むしろ、ワンタップで計測結果を画像保存できる機能は、スマホならではの便利さ。

数値をタップすると測った長さもコピーできます

 さらに、高さのない長方形の物であれば、自動的に縦横両方の長さが測定されます。誤差はそれぞれ10mm以下と、精度はこちらの方が高い印象。厚みのない郵便物や荷物を送るときは、定規やメジャーよりもアプリで測った方が早くて簡単かもしれません。

平面の紙袋は自動で縦横の長さが検知されました。こちらでも右下のシャッターボタンを押したら、計測結果をそのまま画像保存できます

 計測アプリはiOS 12へアップデートすることで、自動的に追加されます。もし、iOS 12にしても見つからない場合は、App Storeからダウンロードが可能。iPhone 6以前のモデルはアプリ非対応なのでご注意ください。

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