「Fire」タブレットが「仮想Echo Show」になる「Showモード」を試す:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/2 ページ)

» 2018年11月04日 06時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

 前回、Amazonの「Fire」タブレット上で、画面に触れることなく音声アシスタントの「Alexa」が使える「Alexaハンズフリー」なる機能を紹介した。つまり、Fireタブレットを同社のスマートスピーカーである「Amazon Echo」のように使えるという機能だ。

 現状で利用にあたっては、日本のAmazon.co.jpのアカウントではなく、米Amazon.comのアカウントが必要になる。近い将来、Amazon.co.jpアカウントで利用可能になることが待望されるこの機能だが、スマートスピーカーのEchoと同等であると表現するにはやや無理がある。単にFireタブレット上でAlexaが使えるようになったというだけだ。

 その点、もう一つの「Showモード」なる機能であれば、ディスプレイ付きのAmazon Echo、つまり「Echo Show」や「Echo Spot」と同等の使い勝手を実現できる。今回はこのShowモードについて、Alexaハンズフリーとの違いも含めて詳しく紹介する。

Show mode 「Showモード」を有効にしたFireタブレットは、Echo ShowやEcho Spotと同等の使い勝手を実現できる

「Alexaハンズフリー」とは何が違う?

 Showモードをオンにしておくと、画面に触れることなくAlexaを呼び出せるようになるのはもちろんのこと、画面上にトレンドやニュース、天気予報、カレンダー、写真、アラーム、リマインダーなど、さまざまな情報(ホームカード)がループ表示される。またその合間には、Alexaに尋ねてみるべき音声コマンドのヒントが、画面の下に表示される。

 Echo Spotの利用経験がある人であればお分かりだろうが、これは通常時のEcho Spotの画面表示とほぼ同じだ。つまりこのShowモードでは、Fireはタブレットとしての表示を完全に止め、Echo ShowやEcho Spotなどと同じく、画面付きのスマートスピーカーとして動作しているのだ。Showモードという名前はつまり、「仮想Echo Showモード」だと考えれば分かりやすい。

Show mode Showモードでの画面表示。時計表示はやや控えめだが、Echo Spotと同様、下段に音声コマンドのヒントが表示されている
Show mode さまざまなトレンドがループ表示される。タップするか、あるいは下段の音声コマンドを使うことで、リンク先のムービーやテキストを表示できる

 ところで、このモードは前回紹介したAlexaハンズフリーとはまた別の機能だ。Alexaハンズフリーは、あくまでもタブレットとして使いつつ、その上でFireタブレット本体に触れることなく音声コマンドを使えるようにするための機能であるのに対し、今回のShowモードは動作モードそのものを切り替えてしまう機能だ。

 そのため、Alexaハンズフリーを設定でオフにしていても、Showモードで動作している間は、タブレット本体に触れずに音声コマンドが使えてしまう。Showモード自体、ハンズフリーでの利用が前提だからだ。

 また、前回と同じ東京の天候を尋ねる質問を行った場合も、表示方式は全く異なる。Alexaハンズフリーは全ての情報が1つの画面に集約されていたのに対して、このShowモードでは、情報が6つの画面に分割され、スライドショーとして表示される。

 さらに画面が分割されていることに加え、フォントサイズは大きくなっている他、Alexaが反応したときに点灯する下段の青いバーの幅も太くなっている。タブレットとして手に取って見るわけではないので、遠くからでも見えるよう、最適化が図られているということだろう。

Show mode Showモードがオンの状態で話し掛けるとAlexaが反応し、おなじみの青いバーが点灯する
Show mode 天気予報が表示されるが、前回のように1つの画面にまとめられておらず、小分けに表示される
Show mode 週間予報も1つの画面に収まりきらず、2つの画面に分かれてスライド表示される
Show mode 今回は全6枚の画面に分割で表示された。小分けにされているため、文字サイズもそのぶん大きい
Showモードで東京の天気を尋ねたときの様子。結果が1つの画面に表示されていた前回と異なり、情報が複数の画面に分割されてスライドショーとして表示されている。電源ケーブルを接続していれば、最後は消灯することなく前述のトレンド画面がループ表示される
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