コラム
» 2018年12月21日 06時00分 公開

2018年に買って使ってグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5 (1/5)

連載「山口真弘のスマートスピーカー暮らし」でおなじみの山口さんが、2018年に購入したデジタル製品の中から、仕事に役立つものベスト5をピックアップ。あなたのベスト5は何ですか?

[山口真弘,ITmedia]

 便利なデジタルデバイスとの出会いが、仕事の効率を激変させるというのはよくある話。業務中に使用するノートPCやタブレットはもちろん、オフィス内外で使うちょっとした小物に至るまで、こうした可能性を秘めたデバイスは少なくない。

 自分に合致した「デジタル仕事道具」と出会うためには、ひたすら数を試すというのももちろんありだが、時間や予算が無限にあるわけではない以上、実際にその製品を使った他のユーザーの声を聞いてスクリーニングをかけ、そこから絞り込むというのが現実的な方法と言えるだろう。

 今回は筆者が2018年に使ってみた製品の中から、ビジネスユースでも即戦力となり得る、「個人で購入できて仕事がはかどるデジタル製品」のベスト5を選んでみた。原則として、同一カテゴリーの中で複数の製品を使い比べ、お勧めだと判断できた製品をチョイスしている。仕事の効率を高めてくれる一品との出会いに役立てていただけると幸いだ。

タブレット部門:Apple「11型iPad Pro」

 今年購入してよかった製品の筆頭に来るのは、やはり「iPad Pro」だろう。筆者はここ数年、iPadは新製品が出るたびに1世代前のモデルを手放し、新モデルに入れ替えるというサイクルで使い続けているが、今回のiPad Pro、特に11型はその中でも非常に満足度が高い逸品だ。

 実のところ、この11型iPad Proは、なかなかクセが強い製品でもある。まず画面比率がiPad伝統の4:3ではなく若干ワイド寄り(約4.29:3)なことだ。ホームボタンの廃止でベゼルが狭くなったと言われるが、この11型に関しては、従来モデルに相当する10.5型のベゼル幅がもともと狭かったこともあり、上下はともかく両サイドのベゼル幅は逆に太くなっていたりと、使い比べると「あれ?」と戸惑うこともしばしばだ。

 つまりプラス面もあればマイナス面もあるのだが、かつての9.7型とほぼ同じボディーサイズでありながら11型にまで画面が拡大していることに加え、基本は縦向きだった従来モデルと違い、横向きでもバランスは良好で、使っていても没入感は非常に高い。パフォーマンスも折り紙付きで、フルHDクラスの動画をNASから呼び出して再生する場合も、指先でのスワイプによる早送り、巻き戻しに、画面がきちんと追従するほどだ。

 また、従来モデルと長辺がほぼ同じ長さで、その幅に合わせて設計された新しいキーボード兼カバーの「Smart Keyboard Folio」は、キーピッチが従来と変わっておらず、キー入力のしやすさも申し分ない。4:3という画面比率のルールを破ってまで長辺の長さをキープしたのは、むしろこのためだったのではないかと、Smart Keyboard Folioを使って納得させられた。

 以上のように、全体的に高いレベルでまとまっており、安心して長く使える1台という印象なのだが、気になるのはやはりFace IDを使う時に、本体を横向きにしていると、カメラを手で覆ってしまいがちなことだ。次期モデルでこのあたりがどのように改善されるかは、注目したいポイントと言える。

iPad Pro ホームボタンの廃止によって上下/左右のベゼル幅がほぼ等しくなった。画面比率は4:3よりもわずかに縦に長くなっている
iPad Pro Apple Pencilはキャップを外してLightningコネクタに挿すという奇抜な仕様が改められ、磁力で吸着して給電する仕様になった
iPad Pro Smart Keyboard Folioを装着した状態。実用的なレベルで文字入力が行える。膝の上でもキー入力できるのは大きい
iPad Pro USB Type-Cの採用で外部デバイスへの給電も可能になった。“世界一高価なモバイルバッテリー”としてUSB扇風機も駆動させられる
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