実売3000円台で2つの家電を同時に扱える2個口スマートプラグを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

» 2019年01月11日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

 使う用途がはっきりとした製品とは異なり、購入前は自宅内でどのくらい使い道があるのか不安になるものの、いざ使い始めるとその便利さゆえ台数がじわじわと増えがちなのがスマートプラグだ。スマートスピーカーを使って家電製品をオン/オフする用途でもてはやされているスマートプラグだが、タイマー機能や消費電力の測定機能を単体で使える製品もあり、アイデア一つでさまざまな用途に活用可能だ。

 こうしたスマートプラグだが、海外ではすでに以前から普及していた2個口タイプのモデルが、最近になって国内でもチラホラとお目見えするようになってきた。今回は、STYLED(スタイルド)が発売している、スマートプラグ「NACP2AG」を紹介しよう。

NACP2AG STYLEDが販売する2個口スマートプラグ「NACP2AG」

技適も問題なく取得済みで2個口を搭載したスマートプラグ

 本製品は、2つのコンセント口を備えたスマートプラグだ。同社が販売しているスマートプラグ「NACP1AG」の2個口バージョンという位置付けで、横長の本体に2つのコンセント口が並び、その両側にスイッチが配置されている。

 スマートプラグは海外発の製品がほとんどで、技適マーク(技術基準適合証明等のマーク)が取得されていなかったり、プラグが海外仕様の3ピンのまま販売されていたりする製品もあるが、本製品は国内メーカーが販売しているだけにこの種の心配はない。

 また価格も3866円と、先行メーカーの1個口モデルが2000円程度はすることを考えると、個口あたりの価格もリーズナブルだ。日本語の取扱説明書もしっかりと付属しており、分かりやすさも文句なしだ。

 本体左右に並ぶスイッチは、スマホやスマートスピーカーが使えない場合、またネットワーク回線がダウンしている場合などに、接続した家電を手動でオン・オフするためのもので、ステータス表示のLEDを兼ねている。

 コンセント口の隣に配置されることで本体が幅広になるのはマイナスだが、かといって上下につけると隣のコンセント口に干渉しかねないし、側面につけるとLEDを視認できなくなる。現状の配置がベターだろう。

NACP2AG 製品の外観。2つのコンセント口の左右に、それぞれの電源ボタンが並ぶ
NACP2AG 背面のプラグは日本国内利用向けの2ピン仕様だ
NACP2AG 店頭でのフックがけを意識したパッケージ。販売元はSTYLED(スタイルド)だ
NACP2AG 技適マークもきちんと取得済み
NACP2AG Amazonの「第3世代Echo Dot」とのサイズ比較。本記事では触れていないが、Google Homeとの組み合わせでも利用できる

設定手順は一般的で平易だがアプリ名や機器名で落とし穴が

 Amazon Echoから利用するための手順は以下の通りだ。

 まず、スマホアプリ「iO.e」を用いてネットワーク周りの設定を行った後、接続する機器の名前などをつけて、スマホからコントロールできるようにする。それが終われば、Alexスキル「Smart Life」を導入してから、アカウントのひも付けを行う。最後にAlexaアプリからデバイスを検出すれば完了だ。

NACP2AGNACP2AG 最初に、スマートフォンアプリ「iO.e」をインストールしよう(画面=左)。アカウントを作成してログインし、ファミリー名を入力してから設置する場所を選ぶ。ファミリー名は適当なもので構わないようだが、何に使われるか分からないので若干迷う。今回は仮に「メイン」とした(画面=右)
NACP2AGNACP2AG 作成したファミリー名「メイン」のホーム画面が表示される(画面=左)。この時点でデバイスは未登録なので、右上の「+」をタップしてデバイスを追加する。デバイスの一覧の中から「SMART POWER」を選ぶ(画面=右)。アイコン形状と製品名が実物と一致しないため、説明書を読みながらでないとまず分からない
NACP2AGNACP2AG 本体の電源を入れてLEDが点滅するのを確認しよう。ここのイラストも実物の形状と異なるので少々戸惑う(画面=左)。Wi-Fiが検出されたらパスワードを入力して接続する(画面=右)
NACP2AG デバイスの追加が完了する。名称などはここで自由に変更できる
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