Core i9-9900Kに続き、i5-9600Kやi5-8400も――Core iのバルク販売が増える古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2019年01月15日 19時17分 公開

 週末アキバ特価レポートでもお伝えした通り、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店が3連休に「Core i5-8400」のバルク品を限定数販売した。対応マザーとのセット購入が条件で、税込み2万7980円。バルククーラーが付属するが、リテール品との価格差はあまりない。それでも評判になっているのは、長らく続くリテール品の品不足ゆえだ。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の週末特価POP

 かつてのアキバでは、リテール品が不足したり、より安価な選択肢を作ったりするためにバルクCPUがよく扱われていた。近年はメーカー側の目が厳しくなり、低消費電力などのリテール品のないモデルなどを除いて、バルク品の取り扱いはほとんどみられなくなった。

 しかし、2018年秋からCore iシリーズの枯渇が深刻化し、複数のショップからバルク品の扱いを望む声が聞かれるようになる。BTO用に仕入れたCore iシリーズの一部をパーツ売りにも流すという作戦だ。当初は適わなかったが、11月末には第9世代最上位の「Core i9-9900K」のバルク品をドスパラ秋葉原本店が扱うようになり、年末にかけて他店にも動きが広がった

 そして現在は、前述のCore i5-8400だけでなく、「Core i5-9600K」のバルク品も見られるようになっている。ドスパラ秋葉原本店の税込み価格は3万1320円。リテール品より3000円以上安い。CPUクーラーやマザーとのセット販売が条件だが、反響は上々の様子だ。

 同店は「9600Kはリテール品があっても割安ということで、バルク品を選ぶ方もいらっしゃいますね。CPUの価格は3万円くらいに抑えて組みたいという人は多くて、ちょうどCore i5くらいが求められますから」と語る。

ドスパラ秋葉原本店で年明けから扱いを始めているCore i5-9600Kのバルク品

 Core iシリーズの仕入れ状況に関して、あるショップは「第9世代はだいぶ改善されてきましたが、第8世代は相変わらずです。このまま終息までいくことも普通に考えられます」と話していた。となると、バルク販売のバリエーションはこれからも増えていくかもしれない……?

TSUKUMO eX.のCore iシリーズ価格表。「Core i3-8100」のように、リテールボックスながら並行輸入品という選択肢も生まれている
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