NRFにおけるMicrosoftは、例年巨大なブースを構えており、今年も中央入口正面の好立地を確保して多くの来場者を集めていた。同社ブースはパートナーソリューションを集めたブースという特徴があり、Krogerの展示もその1つという位置付けだ。
会期中何度か接近を試みたものの、Krogerブースは常に人が集まっており、なかなか近付くことはできなかった。Microsoft側の説明によれば、日本からの潜在的な顧客になる視察団体が頻繁にKrogerブースを訪れていたということで、Sunriseの提供するソリューションの他、Microsoft自身との協業に興味を持ったところも少なくないだろう。
ブースで展示されていたものは比較的ベーシックな内容で、値付けが状況に応じて変化するダイナミックプライシングや、広告表示の切り替わるスマートシェルフの他、各種センサーを組み合わせた店内状況の監視といったものだった。
特にKrogerは食品スーパーということもあって温度管理は重要な要素で、温度センサーなどを組み合わせた店内の監視、管理システムが紹介されていた。また監視カメラのような専用モジュールでは、商品棚の状況を含む店内の状況全体を監視するもので、Computer Visionを組み合わせた商品管理、セルフレジでの不正や検出エラー防止など、さまざまな用途での応用が検討されているようだ。
実際、セルフレジと監視カメラを組み合わせたエラー検出ソリューションはNCRを含むNRFの他社のブースでも多くみられ、課題の1つとして挙がっているのだろう。
今回はブースの滞在時間が短かったのであまり話を聞くことはできなかったが、おそらくSunriseが開発している技術はより多岐にわたるとみられ、今後協業を深めていくなかで改めて紹介されることになるかもしれない。
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